邪な企画
私のブログでは毎度同じみ、、
過去の話をします。
私が大学生のころ、
「あかるクラブ」という一般社団法人の学生部に入っていました。
トップの理事を務めていたのは「やしきたかじん」さんであり、
その組織の幹部には電通の部長など、有名企業の重役が多数参画していました。
活動内容としては主には
イベントを打って、協賛を募り、大阪に還元して
活性化するといったものであり、
参加社がサンタの格好をして走る「サンタラン」という数千人規模のイベントは、
10年以上経過した現在も全国で行われています。
私は友人の誘いから、その下部組織の「学生部」に2年近く入っていたのですが、
学生部の活動は主には200名規模の大学生の運動会の企画でした。
おそらく、学生時代にしていたことで、
自分が就活で言えることは、この活動のことくらいです。
(その他は飲み会の笑い話にしかならないような大学生活を送っていたのですから‥)
初代学生部のメンバーは、それこそ優秀で
学生にも関わらず、完璧なイベント進行スケジュール作成や
人員配置・連絡共有手段・不測の場合の対応など
矢継ぎ早にイベント企画を構成していきました。
そして、無事、運動会が成功に終わり、
先輩は卒業。代替わりを行い、私の代がトップになります。
(当時私は企画部副部長でした。)
初代の企画を踏襲して第2回目の運動会を行いましたが、
努力の甲斐あってか、こちらも300名参加の大成功に終わります。
その2回目の運動会の打ち上げを行っていたときです。
乾杯をして、
「これからも今年のような運動会をやっていこう」
という言葉を
当時の会長が後輩に伝えていました。
しかし、
私はその時電撃が走りました。
その運動会は2年後にはなくなる未来が見えたからです。
なのでその瞬間
自分は言いました。
「運動会は今後すべきでない」
突発的に言ったことを覚えています。
企画を1から練り直して
今日の運動会を超えるような新たな企画をすべきだと伝えましたが、
当然、皆の衆から「なんでやねん!」しか返ってきませんでした。。
今思い返せば、その発言の根拠は借り物の企画を実施するほど
先代の意思は長く続かないと感じたからだと思います。
案の定ですが、その2年後に運動会が開催されることはありませんでした。
いわゆる未来のイメージと現実が
重なった瞬間でした。
なぜなら後輩達の価値観は
「あかるクラブ」を利用した「就活のネタ作り」をメイン目的にした
要素が強くなるのは明白であり、
その要素を孕んだ集団からは、
良い企画やアイデアは生まれる可能性は低く、
この大掛かりな企画に割く労力は
たかだか就活のネタ作りにだけに見合うものでは到底ないからです。
思えば当初、学生部の先輩たちが運動会を企画していたころは、
それぞれのアイデアを出し合い、喧嘩しながら本気で意見を交わし、
全員が目を輝かせながら企画をしていました。
なので「学生部」の未来を変えるとすれば、
借り物の企画を捨て、自らが1から企画を起こして、別の形で成功を
納めることだけだと当時直感的に思ったのです。
企画は、
邪(よこしま)な気持ちを一切除外して、
わくわくしながら行うものだと思います。
わくわくしながら行うから、人をわくわくさせることが出来るのだと思います。
もしあなたが、
「言われたから行う企画」をしているなら、
少し勇気がいるかと思いますが、
一度、自分のわくわくするビジョンが見える意見を言ってみましょう。
そうすれば、
今よりも必ず良い企画が出来ると思います。
当然収益も計算に入れて‥ですが。
では。