社員の意欲を高める方法
こんにちは。
今回は経営者様からのお悩みTOP3に入る
「社員の意欲が低い」という課題に対して情報提供致します。
上記の悩みというのは、
時代、業種、地域を問わず、常に経営者が抱えていた課題でしょう。
やはり同じ能力であった場合には、
意欲が勝る方がより多くの成果を生みます。
逆に能力が充分であっても意欲が乏しい人材であれば、
期待外れの人材となってしまいかねません。
そこで今回は社員の意欲を高める方法をいくつか紹介していきます。
- インセンティブを提供する
動機付けには外発的動機付けと内発的動機付けの
2つに大きく分類されます。
内発的動機付けとは、
各自の内面に沸き起こった興味や関心によって意欲が向上する状態のこと差します。
一方、外発的動機付けとは、
外部からもたらされた要因によって意欲が向上する状態のことを指します。
インセンティブはまさに外発的動機付けの代表例と言えます。
成果を出した際に提供される報酬を得るために
やる気を引き出すというシンプルな構図となります。
報酬は金銭報酬が一般的ですが、表彰や旅行などでも十分に効果的です。
- 成功体験を積み重ねる
大きな成功体験が人材のさらなるやる気を引き起こすことは、
容易に想像できることと思います。
しかし大きな成功体験は誰もが定期的に実現できることではありません。
そこで小さな成功体験を積み重ねることで、
達成感や自信を与えます。
達成感は仕事のやりがいを生み出します。
また自信は仕事へのプライド生み、勝ち癖が身に付くようになります。
これらは先述した内発的動機付けとなります。
- 自身で考える余地を作る
完全に作業化された業務を割り当てられ、
淡々とこなすだけの仕事からやりがいは生まれません。
しかし、0からすべてを任せて問題なく成果を出せる人は少ないことでしょう。
0から任せられない以上は業務を一方的に振る必要があります。
この際に完全に作業化してしまわずに、
自身の考えや個性を入れ込む余地を作っておくことが、
意欲向上のポイントとなります。
人はやらされ仕事に意欲は湧きません。
自ら望んで行う仕事にこそ意欲が生まれます。
目的と要件は伝えながらも、
自身で考える余地を残し、
やらされ仕事から自発的な仕事へと転換することで、
意欲向上へとつながります。
- 定期的に新しいミッションを提示する
意欲を削ぐ要素として「飽き」があります。
たとえ好きな仕事であっても、
同じことをやり続けると飽きてしまい、意欲低下を招きます。
定期的な新しいミッションを与えることで、
新鮮味を与え、意欲の向上とともに未知のスキル開発へとつなげます。
新しいミッションと言っても、
現在の業務とは直接関係のない業務を与えるということだけではありません。
現在の業務における成果やスキルが不十分であれば、
成果や効率化を図るためのミッションでも構いません。
現在の業務が成果やスキルにおいて十分であれば、
新しい業務をミッションとして課すと道のスキル開発へつながります。
- 成果のフィードバッグを行う
ひとつのミッションを終えた際には、
成果がどうであれフィードバッグを行います。
やりっぱなしは意欲の低下を招きます。
成果が出た際には賞賛を、
成果が不十分であった際には、
要因の分析と次回の改善を上司と共に行います。
以上、5つのポイントを述べさせていただきました。
参考にしていただければ幸いです。
ただし、いずれにしても上司と部下の間で
十分なコミュニケーションが取れていることが必須となります。
次回はコミュニケーションによる意欲向上の方法をお伝えいたします。
後藤