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「学ぶ」は「真似ぶ」

皆様、初めまして。

4月からラストコンパスの一員となりました、山本(ヤマモト)と申します。

中途入社で入ったため、年齢は25歳になります。

新卒3名と混ざって日々精進しています。

 

 

 

 

前職では、3年間小学校の教員をしておりました。

その際から、大切にしていることがあります。

それが、「学ぶ」=「真似ぶ」です。

新しいことを始める際に、まずは根本を理解して行うことが非常に大切です。

何も分かっていない状態で自分がしたいように、自分が思ったように何かをしてもなかなか上手くはいきません。

 

 

 

スポーツで考えてみましょう。

スポーツの技術の段階を運動学的な視点から分類すると三つに分けられます。

 

 1.粗強調・・・ほとんどできなかったり、再現性がなかったり、まぐれや偶然でできる状態

 2.精強調・・・意識すればできる状態

 3.自動化・・・言葉通りに、何も意識しなくてもできる状態

 

これらの段階を踏むことで、スポーツの技術が習得されると言われています。

そして、その後自分のプレースタイルや戦術に合わせて、「崩す」ことを行い、自分を高めていきます。

テニスの初心者がいきなり、強烈なジャンピングスマッシュを打とうとしても上手くはいきません。

まずは、ボールとの距離感、ラケットの扱いに慣れることが先です。型を守り、段階を踏むことが大切です。

 

 

 

これは仕事でも同じようなことが言えると私は考えています。

いきなり、「崩す」ことをしても上手くはいきません。

恥ずかしながら、私は前職でやりたいことがありました。

しかし、その気持ちが先走り、型をおさえずやりたいことを行なったため失敗をしたことがあります。

(苦い思い出ではありますが、大切な経験と思っています。)

 

 

 

昔から日本で大切にされていることの一つとして、守破離があります。

弊社の営業方針でもこのことを大切にしています。

守破離は元々、日本の茶道や武道などの芸道、芸術における師弟関係のあり方の一つであり、それらの修行における過程を示したものです。

 

守…決められた型を守って、繰り返し基本を習得すること。

破…「守」で身につけた基本をベースにしながら、自分なりの工夫をして、徐々に基本を破ること。

離…型や教えから離れ、全く新しいものを生み出し確立させること。

 

このように、日本でも昔から、型を守ってその後に徐々に自分なりのスタイルを見つけていくことが大切とされてきました。

 

 

 

では、型を守るとは、それは「真似ぶ」だと私は考えます。

様々な説がありますが、「真に似せる」という意味から「真似」や「まねぶ」が生まれ、その後「学ぶ」という語が生じたと言われています。

まずは、やっていることを真似てみる。

それを身につけたあとに崩すことで成長でき、よりレベルの高い自分のスタイルができていく。

それが「学び」であると私は日頃から思っています。

しかし、気をつけなければならないことがあります。

ただ、何も考えず、学ぶのではなく、なぜこうしているのか、どのようにしてそのようにすることに至ったのかなど、理由や背景を考えなければ、自分の成長には繋がりません。

また、真似てばかりでは、いつまでもレベルが上がらず、自分のスタイルは確立できません。

型を大切にし、そして、次のレベルへと進むためにも、まずは「真似び」、常に考え、工夫を凝らして自分のスタイルを確立していきたいと思います。

 

まだまだ未熟者でありますが、今後も精進して、人から「真似」されるようになっていきたいと思います。

よろしくお願い致します。

 

山本

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