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欠落マネジメント

欠落マネジメント

 

代表の伊藤です。

「管理職の一番の仕事は何か?」

初心者管理職にヒアリングするとよくこんな答えが返ってきます。

・部下の育成

・業務の効率化

・顧客満足

 

確かに管理職には総じて様々なことが求められますが、

管理職の一番の仕事と言われれば、、、

 

「売上・利益の目標達成」

 

これ以上に重要なことはあるでしょうか。

 

無い、ですね。

明白に無いです。

 

表題にある、

「欠落マネジメント」

これは、本質を捉えていない

「なんちゃって管理職」がよく陥る

幻想幻覚マネジメントのことを言います。

 

例えば、ある会社で管理職になった人がいたとします。

その彼は、教育・指導・効率化・コミュニケーションに

一生懸命で、特に自らを含む従業員のライフワークバランスに熱心でした。

部下からは慕われ、みんな帰るのが早くなりました。

しかし、最も重要な

 

「業績は80%の達成率(怒」

 

他管理職が業績を上げる中、

部下に嫌われない範囲で業績を追求し

「業績以外のことには熱心」

です。

 

そして、業績が80%になってしまった

「いいわけ」に最も力を発揮したりします。

 

正直、上記のような当たり障りのない幻想マネジメントは

一見してそれらしく見えてしまいますが

実際には成果に全く結びつかない形だけの・・・・

むしろ非常にタチの悪い悪質なマネジメントと言って良いです。

 

欠落マネジメントに陥る管理者の多くは

 

「部下に対してキツく言えない病」

 

が多いようです。

しかし、やらなければならない業務から目を逸らしているようでは

安定して実績を出すことなんてできません。

 

しかも言いたいことを言えないマネージャーの元では

やさしく管理している割に

 

「良い人材が育つことも無い」

 

です。

 

実際に結果にこだわらない管理職の下で

人が育っていることを見たことがありません。

 

こういうとブラック企業と叩かれるかも知れませんが、

管理職は実績を上げて何ぼです。

・人間関係がうまいだとか

・業者との付き合いがうまいだとか

・頭の回転が速いだとか

・経験値がどうのとか

そんなことは実績に繋げて始めて意味があるのであって

実績に結びつかなければ

学生のサークルと同じです。

 

経営者の視点でみれば、

支店や、店舗には多大な費用がかかっています。

多大な費用が関わっているにもかかわらず、

そこを任される責任者がその費用を意識せず、

 

「実績を上げないライフワークバランス主義」

「仲良しクラブ」

 

をされても、迷惑千万です。

しっかり数字を出して、その結果、

仮に部下から嫌われても、

それを大きくマイナス評価する経営者は

実際は少ないのではないでしょうか。

 

末端の営業であっても実績を「上げる続けること」は簡単ではありません。

全く言い訳の効かないところで、

 

人より頭を使って

人より努力をして

人より挑戦をして

 

よっぽど頑張らないと実績を上げ続ける人材には慣れないのです。

 

その「実績を出し続ける人間を意図的に育てよう」と思ったら

厳しくしないマネジメントなんてあるのでしょうか。

(厳しくせず出来るならノーベル平和賞ものでしょうね笑)

 

「まずは実績をどう出すか。」

 

何を持ってもこれが第一優先。

実績が確かなものになっていなければ

その次はありません。

実績が上がるようになって初めて

その次の段階に移行します。

 

「実績を伸ばしながら」

 

スタッフの教育や業務効率化による業務時間の圧縮、

コミュニケーションによる士気の向上に着手していくのが

本来のマネジメントの優先順位であり、

実績を伸ばしながらそれらを整えていくのが

優秀なプロのマネジメントなのではないでしょうか。

 

そして、

正しいマネジメントを実行していた管理職からはやはり

正しいマネジメントを実行出来る人材が生まれます。

「幻想マネジメント」では無く、

正しく厳しいマネジメントを実行していきたいと思います

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