ビジョンの共有
ビジョンの共有
代表の伊藤です。
会社はビジョンがないと楽しくありません。
特に中小企業はビジョンがないと、
「会社に魅力がない」
と言って過言ではありません。
もちろん、ビジョンがなくても優秀な会社はあります。
しかし、そのような会社の社員は飯を喰うためだけに働いているわけですから
想像するに恐らく中年の親父ばかりが集まる、
夢も希望もない、超現実主義の会社だろうと思います。
(偏った憶測が酷すぎますが笑)
若いイキのいい社員が入ってきても
会社に対しても社員に対しても何の魅力も感じないでしょう。
それでもブランドがきっちり出来ている大手企業であれば
明確なビジョンが無くともやりがいを持って働けるかもしれません。
しかし、こと中小零細企業はそうはいきません。
明確なビジョンがないと
スタッフの持つ10の力を3、4くらいしか出せないからです。
とはいえ、何も形式張った
「ガチガチのビジョン」
を掲げなければならないわけではありません。
「5年後、こんなんなれたらいいよね」
と言った分かり易ものであれば十分です。
例えばラストコンパスであれば10年後、マザーズに上場出来るくらいの
実力をつけていることが長期ビジョンであります。
10年後のビジョンですから
ジャンプしても届かないような狂っている目標くらいでちょうど良いです。
現実化出来るかどうかより、そのビジョンに
「ワクワクできるか」
が大事です。
次に「メンバー個人」にもビジョンや目標があると尚良いです。
例えば、当社の社員の1人に
○久保
というスタッフがおります。
彼曰く、
10年後、彼の個人的なビジョンは・・・
「シンガポールの高層ビルの最上階におり
ブランデーを飲みながら夜景を見下ろしている、、」
だそうです笑
かなりアホで、狂っていて、
私個人的には大好きなビジョンです笑
こんな感じで十分です。
では10年後シンガポールで夜景なら、
○久保は5年後どうなっていないといけないか?
となります。
彼曰く、
「5年後は東京にて新規事業のトップを任されていて
部下を4、5人連れて会社に寝泊まりしながらゴリゴリに仕事をしている。
4、5人の部下は全て特攻部隊のような営業で
経営戦略、営業戦略、商品開発など
中枢的な業務全てを○久保本人が担っており、
その事業部は会社にあり得ないくらいの多大な利益を貢献している・・・」
だそうです笑(最後の一行は付け加えましたが笑)
これまたいい感じです。
少しだけ具体的になっています。
ついでに、
○久保は3年後どうなっていないといけないのか?
となります。
ここらから、○久保は
「うっ、、、、。」
となります。
3年後であればかなり現実的ですし、
相当ジャンプすれば届き得る目標であるはずです。
5年後東京で新規事業を立ち上げるのであれば
少なくともこの3年間で、
商品開発・研修立案運営・外部折衝・販路開拓・販促ツール作成まで
いくつものスキルを同時に身につけなれければならない、、
ということになります。
でも3年後、彼はおそらくそれら全てを身につけています。
非常にポテンシャルが高いこともその一因ですが
彼にとって「個人的な楽しいビジョン」がその先にあるからです。
そうなると仕事への身の入り方も変わってきます。
彼はこの1年で恐ろしく成長しました。恐らくコンパスメンバーの中で
一番伸びています。
すでに私や幹部が出来ないことが出来たりしますし、
業務で言えば常に15個くらいのタスクを並行して
こなしており、その一つ一つの業務に対して
クリエイティブでアイディアが詰まっています。
このようなブログで身内を褒めるのはおこがましいのですが、
「優秀」
の一言です。
単純にて明確なビジョンが
「会社」にも「個人」にもあり、
それぞれを経営者や経営幹部が共有している事は
「中小零細企業だからこそ力を入れてやらなければならない事」
だと思います。
私を含める全スタッフが楽しそうな将来に向かっていくわけですから
同じ数字を追いかけていても、同じサービスを開発していてもそれは、
「ノルマ」
ではなく、
「目標」
ということになります。
この捉え方は、仕事のパフォーマンスに直結します。
経営者とすれば、
やりがいや目標に向かって働く社員は
非常に心強く思います。
明確に掲げたビジョンは
経験上、従業員は思ったよりかなり意識します。
例えば、ラストコンパス創業初期のビジョンは
「3年間で100社以上のクライアントとお付き合いをし、
満足率・立ち上げ率100%を目指す。」
でした。このビジョン、
うちのスタッフであれば全員暗記していると思います。
何故なら創業初期、我々経営陣は常にこれを口ずさんでいましたし、
セミナーの会社紹介でもコミットしていました。
事あるごとに、
・3年で100社以上のクライアントと継続したお付き合いをしている為には…
・満足率を100%にする為には…
・立上げ率を100%にする為には…
と悩んでいましたし、
「そうなる為に」
「そこに向かっていく為に」
あらゆるサービスを強化していきました。
結果的に3年後のビジョンは1年半で達成しておりますし、
立上げ率もかなり高い位置で達成していると思っています。
私たちの理念は、
成長をつくる。
成長を自身で体感したことがある人自体「稀」ですが
社員の成長は自分の成長より望外に嬉しいものです。
それにしても、、、
シンガポールって笑