今一番いい教育をする
いつもブログを読んで頂きありがとうございます。
ラストコンパスの秋岡です。
ラストコンパスでも新卒採用を行い、今年の4月にまた新たな仲間が増えます。
私も年齢として40歳が見えてきていて、社歴、業界歴的にも今いる社員の中では古株になってきました。立場的にも社員に対して教える機会も増えております。
そこで今回は教育について少し触れたいと思います。
“見て覚えろ”は善か悪か
このブログを読んで下さっている方の年齢は様々だとは思いますが、
人に教える上で、自分が受けてきた教育方法をそのまま踏襲して教育する方がほとんどではないでしょうか?
「俺が若いころは“見て覚えろ”が当たり前だった。だから、今からやって見せるから、覚えろ」という風に教育をする方もいるかと思います。
ことさら経験がものをいう技術職において、まだまだその風潮も色濃いのではと感じます。
この“見て覚えろ”という教え方が良いか悪いかをこの場で言及するつもりは実はありません。
教育する上で大切だと感じるのは、教育方法が教わる側、相手にとって良い方法なのかどうかだという点です。
今一番いい教育をする
教える側も教わる側もそうですが、それぞれの経験や知識量は同じではありません。1を言えば10理解する人材もいれば、一つ一つ教えていかないと理解してもらえない人材もいます。
教える内容は同じでも、学ぶ相手によって伝え方は工夫が必要です。
特に相手に教えた上で成果が出ない場合は、同じ教え方を繰り返していても、おそらく相手の成長速度は遅いままです。
教育する側は、相手の成長を本気で考え、どうやったらこちらが求めているレベルでの成果を出すことができるか、変化していく必要があります。
また、教える側はいかに教える時間を作るかも課題となるかと思いますが、その時間<教育する時間>が自分の仕事や立場をさらに上のものにするためには必要不可欠なものと捉え、優先して時間調整をして頂ければと思います。
最近は、教えるために使えるツールも多種多様になってきました。もし教える時間を互いに確保することが難しいようであれば、教えたい内容を動画で録画すれば、教えたい相手に対して好きな時に学ぶ機会を与えることができますし、繰り返し学ぶことも、他の人への教育にも使用できるので、効率的と言えるかもしれません。
とはいえ、色々と工夫して教えていても、相手が成長しない場合もあり、教わる側の問題というのも、もちろんあるかと思いますが、他責していてはなかなか物事は進みません。
常に自責の念をもって粘り強く教育というテーマに取り組んで頂ければと考えております。
もし、このブログをここまで読んでいる教わる側の方がいれば、すべての責任は教える側、教え方にあると勘違いしてしまうかもしれません。
もちろんそんなことはありません。
教わる側は、教える側が一生懸命考えてくれたことを一つでも多く吸収し、成果に結びつけることができるように、真剣に学び、時には事前準備もしてほしいと思います。
また、教わった内容に関しても、そのままにせず、それをいつ行動に移すのか、発表するのかなど、次の行動を教えてもらった側に対して宣言してほしいです。
それが教えてもらった側としての礼儀かと思います。
それでは。