人を辞めさせない人事制度
いつもブログを読んでいただきありがとうございます。
ラストコンパスの秋岡です。
今、建築業界において、現場監督や設計士などいわゆる専門職の人材が不足しています。
そのような人手不足の状況の中で、既存の専門職の社員が辞めてしまうことがあります。
中途で採用するにも難しい専門職を辞めさせないためには、やめる理由を考え、それらを改善していく必要があります。
社員が辞める理由3選
- 会社の将来ビジョンが見えない
- 給与に納得がいかない
- 価値観が合わない
1.会社の将来ビジョンが見えない
建築業界は資材の高騰や、着工棟数の減少など、逆風が吹いています。
そのような時に、現状維持を掲げている会社では、社員は今後の将来に不安を感じる方もいます。
逆風が吹く建築業界で、そのような厳しい環境下でも伸びている会社があります。
では、伸びている会社はなぜ伸びているのでしょうか?
それは、成長すると決めているからです。
目標を立て、それにあった戦略と戦術を走らす
成長している企業の多くが、目標を立て、その目標に合わせた戦略と戦術を用意し、行動しています。
一方で、現在低迷している会社には具体的な目標がなく、あったとしても、目標を達成するための具体策がない中で、集客にも投資せず、社員にただ厳しく指示するだけというところが見受けられます。
そのような環境下では、社員のモチベーションは下がり、将来に不安を感じ、離職してしまうケースも少なくありません。
2.給与に納得がいかない
会社がどれだけ成長していても、社員に還元がなければ、これも社員の離職につながります。ただし、このことには注意点があります。それは、社員は自分の給与を安直に考えがちだということです。例えば、1棟受注すると粗利が500万だった場合、営業が自分の年収は500万あってもいいのではと考える場合があります。
極端な例ではありますので、さすがに1棟で、そういう考え方になる人はいないとは思いますが、では500万の年収を得るためには粗利額はいくら必要かと社員に聞かれた時に、明確に答えられる会社は多くないのではないでしょうか?
それが、工務や設計などであれば、さらに説明するのは難しくなります。
業績と給与を連動させる
自分たちが一体どういった業績を出せば、給与がどれだけもらえるのかを社員がわかることで、社員は目標達成するために考え行動できるようになります。
何のために、何をどれだけ行えば自分達の給与が増えるのかを示すことができれば、無駄に会社に対して社員が不信感を抱くことはなくなります。
3.価値観が合わない
どれだけ結果を出していても、会社の価値観に合わない社員は長続きしません。仮に、価値観が合わないまま、会社で立場を獲得していくと、内部崩壊の原因にもなりかねません。
価値観は採用の時に見極めるのが重要ですが、すでに入っている社員の中にも価値観にもズレを感じることもあると思います。
その方々には、シンプルに伝え続けることが重要です。それも、その個人にだけではなく、「会社の考え方、方針はこうだ」と全体に伝える必要があります。
会社の価値観を示す方針書の作成
全員が守っているルールであれば、守らないといけないという考えも働きやすいです。
そのためには、会社の考え方を凝縮した方針書があることが望ましいです。ただし、方針書があるだけでは社員に浸透していかないため、定期的に共有する場も必要となってまいります。
最後に
少数精鋭でやっていることが多い建築業界にとって、人ひとりに対する期待値が大きい中で、制度が問題で退職してしまうのは非常にもったいないです。
今一度人事制度を見直してみてはいかがでしょうか。