ジョジョの奇妙な冒険
ジョジョの奇妙な冒険
代表の伊藤です。
今月で第5期が終わります。
第6期に突入するにあたり、
当社員にどうしても学んでほしい書籍があります。それは、、、
ジョジョの奇妙な冒険
という書籍(というか漫画)です。
流石に知らないという方はいませんね!
ジョジョを知らないというのは、
<日本の総理大臣を知らない>
以上に問題がありますからね!
大事な時期だからこそ、
「この書籍から学べること」
をしっかり紹介をしていきたいと思います。
(決してブログネタが尽きたからではありません!)
今年の9月のシルバーウィーク、台風直撃も何のその、
私は家族とともに仙台に行ってきました。
目的は、ジョジョ巡りです。
何故仙台がジョジョ巡りに繋がるのかというと
皆さん知っての通り、
ジョジョ第4部「ダイヤモンドは砕けない」の舞台「杜王町」の
モデルになったのが、ジョジョの作者である荒木飛呂彦先生のご出身である
「仙台」だからです。
さて、ジョジョの奇妙な冒険といえば
少しグロテスクな描写が目立ちますので
<子供が見る漫画ではない>
というのが一般論だと思いますが、
我が家においては
全く、毛ほどもそんなことを気にしていません。
というか、むしろ
<ジョジョ英才教育家庭>
といえます。
なんせ、私の娘はまだ小学1年生ですが
一番好きなスタンドを聞くと、
スタープラチナか、
「ジョンガリA」
というほどで、中々マニアックです。
一方で小学4年生の息子は、
Netflixで第一シーズンから第五シーズンを
<10週>
は見ています。
息子の好きなスタンドは、
ザ・ハンド(というか虹村億泰)か
セックスピストルズ(というかグイードミスタ)
と、こちらも子供らしい通な意見です。
妻は、出会った頃(高校)からジョジョのことはすでに熟知しており
唯一の共通点であったといえます(唯一は余計ですね!)
そんな家族ですから
仙台へのジョジョ巡りにはガッツリ前向きです。
前置きが長くなり、ジョジョを知らない方は
なんのこっちゃ分からなかったと思いますが、
早速ジョジョの魅力に迫っていきたいと思います。
ジョジョの魅力といっても
軽く1000は超えますので
全てを挙げますと100時間くらい必要になります。
すでにこのブログを読んでる方たちは
<閉じるボタンをクリック>
しかけていると思いますので、
私の大好きな「第4部」に限って、
さらに魅力を「3つだけ」に絞って
お伝えしたいと思います。
①主人公の根幹を支える精神
ジョジョの奇妙な冒険は合計114巻を超える長編ですが
第1部から第8部とシーズンが分かれており、
それぞれに主人公が存在します。
主人公の数だけキャラが異なり、
例えば、主人公が成人だったり、学生だったり、女性だったりとバラエティーに富んでいます。
また、物語の舞台も、日本・エジプト・イタリアと
シーズンによってバラバラで、実にその地域や文化を研究されつくされています。
しかし、私が思うにシーズンごとに主人公のキャラが違くとも、
奥底にある精神は全主人公が同じだと感じています。
正義感が強く、物語が進んでいく中で
心が成長し、心が強くなっていく様は
全シリーズに共通する点です。
ジョジョの世界観を演出するうえで一躍担っているのは
「スタンド」
という、特殊な人間のみが持つ様々な能力です。
第4部の主人公は
学生・リーゼント・片親で育った
東方仗助(ひがしかたじょうすけ)ですが
突っ張った印象とは真逆で
東方仗助の持つスタンド能力は、
「壊したものを治す」
という非常に優しいものです。
この「壊したものを治す」という能力が
実に様々な場面で、第4部の面白さを演出します。
しかし、決して小手先の物語ではなく、
正義感にあふれる決断や行動が物語の根幹を支えており
本当に面白い作品となっているのです。
②舞台は小さな町、杜王町
第3部のラスボスは世界征服を狙った不老不死の怪物です。
しかし、打って変わって第4部のラスボスは、
日本の杜王町からも出ようともしない、
しがないサラリーマンです。
彼(ラスボス)の思想は、世界征服なんかとんでもなく、
「植物のような心で平穏な生活を送る」
というものです。
全くラスボスらしくありません。
しかし、彼のスタンド(能力)には問題があります。
その能力とは
「ものを破壊する」
というものです。
更に彼には異様な性(さが)があり、
それは彼好みの女性を殺戮し、
「手だけ残し、その手とともに暮らす」
というものです。
この異様な性(さが)のせいで、
杜王町は行方不明者が続出しており、
「その悪(ラスボス)から杜王町を守る」
というのが、第4部の最大のテーマとなっています。
一見、少年ジャンプ掲載漫画にしては
舞台(杜王町)が小さ過ぎるのでは?
と懸念しそうなものですが、荒木先生はそれを覆します。第4部は、
「舞台の大きさと、物語の面白さは全く関係が無いという証明」
になるような、読めば読むほどハマっていく面白すぎる内容となっています。
③緻密なストーリー性
ラスボスは無敵の「壊す能力」
それを倒す主人公は「治す能力」
舞台は小さな「杜王町」
この設定から作り出される物語の中身は、
緻密
という一言でしか表せられません。
例えば、ある回で出てくる、
エステシャンの<辻彩(つじあや)>という人物。
彼女は、人を整形するスタンド能力を持っています。
主人公の友人に恋する女性が
彼を振り向かせるために、自身の整形手術をするという
面白い回があるのですが、
その整形スタンドもラスボスの戦いに大いに絡んできます。
漫画通になると
いかにも怪しい布石や
物語の展開に気づいてしまい、
<物語の浅さに冷めてしまう>
ということがあると思いますが、
その点ジョジョの布石には
怪しさがなく、全く先が読めません。
「こんな小さい能力が
ここでこんなに大きい役割を果たすわけ?」
という展開も多く、
何とも言えない奇妙なワクワクを
与えてくれます。
さて、まだまだ、伝えたりませんが
ただでさえ
「伊藤のブログは長い」
と言われていますので
この辺で切り上げたいと思います。
①から③だけでなく、
もっともっと魅力あふれる
<ジョジョの奇妙な冒険>。
是が非でも皆さんに時間を取って
ご覧いただきたいと思います。
・・・
・・・
・・・
結局、
ジョジョをどれだけ好きか・・・
という話なだけで、
「社員に学んでもらいたい」
みたいな大義をすっかり忘れていましたが
ジョジョ巡り後の興奮状態なので
たまにはこんなブログもお許しいただければと思います(笑)
それにしても、
過去一長いブログで、かつ
第6期の入り口で話す内容が
ジョジョになるとは・・・。しかし、
元旦に新しいパンツを履いたような清々しい気分
です。少しでも興味を持っていただけば
こんなに嬉しいことはありません。