伝えることの重要性
皆さん甘いものは好きですか?
甘いものが大好きな秋岡です。
私は甘いものでも特にケーキが大好物で、自分でケーキを作ることがあるぐらいです。
先週の日曜日、お気に入りのケーキ屋さんにケーキを買いに行ったのですが、
生憎、ずれて正月休みを取っており、食べることはできず残念でした。
そこのケーキは、上品な甘さのクリームにふわふわ触感のスポンジが特徴で、
沢山食べてもあまり胃もたれをしません。
実は、つい最近までは特段お気に入りではなかったのですが、
ある日を境に、そこのケーキ屋さんのファンになったんです。
去年のクリスマスのことです。
私が住んでいる地域はケーキ屋さんの激戦区で、行列ができる有名店も数多くあります。
どこのケーキ屋さんで今年のクリスマスケーキを買うかを家族で相談していた際に、
「こんなチラシが入っていたよ。」
と妻が見せてくれたチラシは、私がよく知っていて、たまに買うことがあるケーキ屋さんでした。
チラシの表面には、クリスマスケーキのラインナップが書いてあり、良くも悪くも普通でした。
ところが、チラシの裏面には、他のケーキ屋さんにはないことが書いてありました。
裏面には、こう書かれていました。
あるケーキ屋の独白
「生クリームと思っているケーキに、実はホイップクリームが使用されていることがあります。
コンビニエンスストアなどで売られているケーキの多くはホイップクリームが使用されています。ホイップクリームは、原料に植物性脂肪のもの使用しており、賞味期限を長くするために保存料などが入っています。」
ここまで読んで、何となくホイップクリームと生クリームは違うと思っていたので、
ふむふむといった感じです。
「生クリームの原料は、純乳脂を使用しており、風味やコクがとても豊かです。」
やっぱり生クリームだよねーと思ったのも束の間
「実は、生クリームにも2種類あるのをご存知ですか?」
え!まだ何かあるの!?
「生クリームと表記されているものでも、保存料が入ったものとそうでないものがあります。
当店では、一切保存料や着色料を使用していない、●●牧場で取れた新鮮な『純生クリーム』を使用しています。そして、使用する砂糖も希少糖という特別な砂糖を使用しています。さらに…」
なるほど、クリームやスポンジのあの上品な甘さには、そんな秘密があったのか!子どもにもできれば保存料など入っていないものがいいと思い、普段何気なく食べていたそこのケーキに特別さを感じました。
今年はここで買う!と直ぐにクリスマスケーキを予約しました。
普段、あまり意識をしたことがなかった事柄も、理由や根拠を知る事で、見え方がガラッと変わることがあります。
いいものを作っていればわかってもらえるのではなく、伝えないと伝わらないことがたくさんあるので、当たり前と思わずに、丁寧に説明することが大切だと気付かされました。
窓一つ、床材一つにおいても、なぜこれを選んだのか、他のものと比較しながら特徴やメリットを伝えることで、
たとえ同じものだとわかっていても、むしろ、同じものであるほど、丁寧で分かりやすい方で買いたいと思わせることができます。
ぜひ皆さんも、住宅業界とは関係のないチラシなどにも、キラッと光る表現があったりしますので、たまには目を通してみてはいかがでしょうか。
秋岡