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行動が真実

「行動が真実」

 

代表の伊藤です。

昔、尊敬する先輩からこのような事を言われました。

 

「行動に比べたら言葉は当てにならない。

人を見極めたいならその人の行動を見ればいい。」

 

と。

 

私がサラリーマンの新人管理職時代、

部下から様々な報告を受けていました。

 

田舎育ちの素直な私は、その全ての報告を鵜呑みにし

「フムフム、そうかそうか」

と、それが真実と思い込み、

悩んでいたのです。

 

そしてあまりに状況が良くならないため

その尊敬する上司に相談したところ、

 

「行動が真実」

「行動から本質を見極めろ」

 

という言葉が返ってきました。

 

例えば、

部下の営業社員から、

 

「契約は頂けませんでしたが、信頼は得ることができました!

アポイントはたまたま取れませんでしたが、見込みはあります!」

 

と報告があったとします。

言葉では、

 

『信頼を得れた』

『見込みがある』

 

と言っています。

 

しかし、真実は

 

『契約をしていない』

『次回のアポイントすら取れていない』

 

という2点です。

 

『契約をしていない』

という事実から分かる顧客心理は、

 

「君の説明では商品の良さが理解できなかった」

 

とか・・・、酷く言えば、

 

「あなたを信用しませんでした」

 

ということ。

また、

 

『アポイントを取らせなかった』

という事実から分かるのは、

 

「次回会う必要はない。警戒しているし相当見込みは薄い。」

 

ということ。

 

そして管理者として、部下に対しすぐに対応せねばならないのは

 

「自責の念を認識させ(部下に対し)

次回対策力をつけさせること」

 

になります。

 

少し視点を変えてみます。

例えば、

いつも自分を褒めてくれる上司がいるとします。

 

『信用している』

『お前には力がある』

『次期幹部だ』

 

などと調子よく話しているものの、

いつまでたっても昇格(もしくは昇格推薦)してくれない。。

これも行動のひとつです。

 

上司は、部下に対し言葉では言ってますが

 

『いうほどお前に実力は無い』

 

と思っているということになります。

 

部下は言葉だけを鵜呑みにせず(また捻くれず)

もっと仕事に励まねばならないということが分かります。

 

『言葉より行動を』

 

とよく言われますが、

正にその通りだと思います。

 

『言葉』には発する人間の防衛本能や、保身、勘違い、見栄などの

雑音がたくさん混じります。

 

一方で『行動や実績』からは

本質や真実が浮き彫りになります。

 

行動から本質や真実を汲み取り

的を得た判断をしていきたいと思います。

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