PPTデザインでやってはいけない10のコト
大久保です。
私はこの会社でシンプルノート(デザイナー住宅)をきっかけにデザインを学び、
かれこれ4年が経過しました。
たかだか4年目の私が伝えれる範囲にはなりますが、
業務上パワーポイントが使うことが多いので、
多くの人がついつい‟やってしまいがち”な間違ったパワーポイントのデザインつまり、
”PPTデザインでやってはいけない10のコト”
をお伝え出来ればと思います!
ではいきましょう。
① フォントを多用しない
さて、あなたは「タイポグラフィ」を学んだ経験はありますでしょうか?
タイポグラフィとは、フォントの書体や文字間隔によるフォントが生み出すメッセージ性の理解です。
例えば分かりやすいのが行書体。高級感を表す一方、瞬間の読みやすさ(可読性)が低いので
PPTでの使用は用途を限定します。
基本的に文章は可読性の高いゴシック体を使用しますが、
美しさとバランスを加味すると「Noto Sans CJK JP Bold」がおススメです。
ちなみに2番手は「メイリオ」ですね。
そして、行書体を使用する場合は「游明朝 Demibold」でおおよその美しい文章が表現可能です。
使うフォント数の上限は3つです。
私も昔は多種多様なフォントを使用していましたが、フォント数は少ないほど美しいです。
そしてプレゼンテーションデザインは常に一定のルールが大事です。
例えば
・記憶させたい語句のみ赤字
・行書体は一行で伝えることの出来るメッセージのみ
・フォント数を大きくする場合は数字に限る
などです。
(SIMPLE NOTEアプローチブック)
フォントのルールを設定し、左脳ではなく右脳(直感的)にメッセージ伝えることが肝心です。
そのルールを読者に理解させやすくするために
限りなく使用する色の種類/フォントの種類を少なくするのです。
② 文字の大きさを多用しない
こちらも①の概念と同様で、
全てはPPTデザインのルール化です。
文字は通常の大きさから2~3UP
文章の中でフォントアップを使用する場合は”最小限の文字”に限定します。
(数を強調させたい場合は、数字「3という文字」のみフォントアップを推奨)
しかしなんでもかんでも強調してはいけません‥。強調は極力絞ります。
そうすることで、
「赤字を記憶すればよいんだな‥」
「太字は記憶しなくても良いけど重要な表現で使用しているな‥」
とデザインパターンで要点を分かってもらえるのがゴールなわけです。
➂ 文字色を多用しない
②と同様のため以下省略
あ、ちなみに赤字を使用せずに”えんじ”を使用するのがベターです。
白ベースのえんじ、紺やグレーベースは黄色が良いです。
(scrum プレゼンテーション)
④ベースカラーを多用しない
デザインの目的は“直感的理解“です。
見出しは紺、説明文は白など、読者に“直感的に見出しを理解させる“ことを心掛けると良いかと思います。
そうすることで、プレゼンテーションにメリハリが生まれ、構成が分かりやすくなります。
(コストラボ)
➄ 文章を多用しない
これは、重要性を伝えるか、資料として配布するかの目的にもよりますが、
出来るだけ画像イメージだけPPTに落とし込み、口で説明を補うことを心掛けると良いかと思います。
箇条書きできる、課題や結論以外は文字起こししないことが美しいPPTを作るコツです。
(新卒採用説明会)
⑥ 間隔を詰めない(ギリギリまでページを使わない)
文章や図の前後左右に充分な余白を設けましょう。
そして、文章の書き始めの基準線を揃え、全ページに適応します。(整列と反復)
また、同属性の要素を余白の使い方でグループ化します。(近接)
→デザインの4原則を参考
⑦ アニメーションのパターンを多用しない
フェードを使用する場合は重要語句のギミック
フロートダウンは結論のギミックなど、使う場合はルールを限定しましょう。
画面切り替えを使用する場合もルール化することが重要です。
⑧ 写真の縦横比を変えない
→以下省略。
➈ 要点を増やさない。(結論を1つに絞る。要点を5つまでに絞る)
1つの結論を3 or 5の要素でまとめます。
要点を奇数にするのは、瞬間的に記憶し易いからです。
(scrum プレゼンテーション)
➉ たとえ話をスライドに起こさない
出来るだけライブ感を出したい方は、「たとえ話」をスライドに落とし込まないことをおススメします。
読者が記憶するのは要点であり、「たとえ話」を読者が記憶する必要がないからです。
いかがでしたでしょうか?
共通して言えることは、
伝わりやすいデザインはシンプルイズザベストということです。
ですので、「なんかカッコよくならない‥分かりづらい」と行き詰まれば、
どの要素を削れるか?
を念頭に置いて資料作成を進めると良いのではないでしょうか?
では。