やりたくないことを一生懸命できるか
やりたくない事を一生懸命できるか
代表の伊藤です。
仕事で大事なのは
「やりたく無いことを一生懸命できるかどうか」
はるか昔(10代の頃)、勤めていたガソリンスタンドのバイト先の店長
(松原さん、ブログ出現2度目)から
そう教わったことがあり、今でもその言葉をよく使わせてもらっています。
当時、ガソリンスタンドに勤めているくせに
ガソリンを入れる仕事が大嫌いだった私は(笑)、
常にタイヤ交換や洗車など、何とか
「ガソリンを入れる仕事以外の仕事」が出来ないかを
考え、模索し、ガソリンを入れる仕事からあの手この手で逃げまわっていました笑
それなりの理由があり、
「ガソリンを入れるだけの仕事は異様に時間が経つのが長く、
それに比べると作業しているほうが遥かに時間が経つのが早い」
という、超自己中心的な思考(相変わらず)だったのです。
そんな身勝手な私を見かねたのか
当時の店長だった松原さんが私を呼び出し、こう指導してくれました。
松原さん「好きなことだけをする奴は何をやってもうまくいかないよ」
「やりたく無いことを一生懸命できるやつが伸びるんだ」
わかるような、わからないような…。
私「好きなことを仕事にしている成功者もいるじゃないですか」
松原さん「例えば歌が大好きでミュージシャンになったとしよう。
でも一生、ずっと、一回も歌が嫌いにならず
売れるようになると思う??」
私「そりゃあ、仕事になったら好きだったものが嫌いになる瞬間もあるでしょうね」
松原さん「やりたかった事を仕事にしたとしても、それが
やりたくない仕事になる瞬間もあるでしょ。もしくは、例えば
ミュージシャンなら歌は好きでも、
売れるために路上で歌ったりとか営業回りしたりとか
嫌な事をやらないといけないこともあるでしょ。
その時が来たらその度仕事やめてなんかまた探すの?」
私「まあ、確かに」
松原さん「やりたく無いことを一生懸命出来ない奴に
やりたいことをやる資格は無いってことだよ」
私「・・・、、ガソリン入れてきますっ!」笑
今の仕事でもそんなことは沢山あります。
部下「テレアポしたく無いっす。
コミュニケーションが好きで営業希望したのに…」
私(外まわりの営業させるか)
部下「外まわりって結構きついっすね」
私(企画部やってもらうか)
部下「いやー、椅子座ってるのも相性に合わないっすわ」
私「死ねっ!」
私は今の仕事が大好きです。
一生これでやっていくと腹を決めてやっています。
しかし、苦手なことや嫌いな分野も沢山あります。
そんな時はいつもこの言葉を思い出します。
「やりたく無いことこそ一生懸命やろう」と。
わたしにはいつも大事な言葉を残してくれる
先輩や同僚がいます。随分と長い間その言葉がわたしの中に
残っています。
改めて周りに恵まれ続けていると感じるこの頃です。