事業計画をつくる意味
「事業計画をつくる意味」
代表の伊藤です。
今期も残り3ヶ月(当社の決算は9月)です。
会社が出来て丸5年が経とうとしています。
「5年あったらもっと行けたんじゃないか?」とも思いますし、
「もう一度やれと言われても、出来ないくらいやりきった!」とも思います。
そんな中、提携先のALLAGIさんの第36期着地が出たようです。
「売上目標103億達成!」
前期79億に対し、今期の着地103億ですからね。
相変わらず毎年安定の昨対130%超!
同じ経営者として、、、嫌になっちゃいます涙
今期実績は皆様いかがでしょうか?
いろんな会社に聞いていますが注文系の会社は
例年の中でも特に厳しかったと思います。
・コロナの影響がありました。
・材木や鉄をはじめとした物価の高騰が業界を直撃しました。
・半導体の影響でモノが入らない時期もありました。
しかし、良い会社は良い。
影響を受けて尚、増収増益です。
日本は地震が多いですし、台風もあります。
資源の無い島国ですから物不足や資材の高騰の影響を受けますし、
おそらく今後も3年ごとに有事が起きます。
そんな度々起こる逆境を跳ね返すのも
会社に所属する一人ひとりが
「施策を考え、実行する習慣が身についている」
ことが大きな要因だと感じました。
兎に角ALLAGIは逆境に強い!
周りがフリーズしている時こそ、
実行力に差が出るということですね。
さて、本日は会社が
「事業計画をつくる意味」
を考えたいと思います。
皆さんは、会社はなぜ事業計画をつくると思いますか?
・資金繰りのため?
・社員に先を見せたいため?
・銀行に先を見せたいため?
私は違うと思います。
経営者が「覚悟を決めるため」
と、最近よく考えます。
例えば現売上が10億の会社が、
毎年130%づつ会社を成長させるぞ!!
と決めたとします。
しかし、ここではまだ「本当の意味で覚悟」は決まっていません。
(仮)目標が決まれば、それをどう叶えていくか?という、
現実フェーズに入ります。それが事業計画ですね。
毎年130%づつ会社を伸ばすということは、
現在10億に対し、
1年目13億
2年目16.9億
3年目21.97億
4年目28.56億
5年目37.13億
このように伸びていくということです。
毎年130%達成していくと5年後3.7倍になるんですね。
改めて130%超えを続けているALLAGIさんに驚かされます。
それはさておき、
私個人としてALLAGIさんに感嘆するのは
結果だけではありません。
どちらかというと結果より、
「目標設定したこと自体がすごい」
と思います。
つまり、売上10億のときに
「5年後37億を達成すると覚悟を決めた」ところです。
この覚悟を決めれる、、、ことが常軌を逸しています。
「本当に心臓に毛が生えている」のではないかと思います笑
5年後37億を達成すると「覚悟を決める」というのは、
5年後に向けて「今から」
・必要な人材を揃えるし、
・拠点も増やすし、
・事業も増やすし、
・金も集める、
ということです。
もちろん目標は高ければ高い方が
困難の壁も高くなることは容易に想像できます。
どんなに控えめに見ても何名かの死人は出るでしょう笑
(死人:ブラック企業用語、業務過多で退職に至るという意味)
目標がこのくらいの角度になると、その他にも、
・社員の8割が新人になったりします。
・クレームが10倍に増えたりします。しかし解決できるのは1名か2名です
・新卒3年目が支店長をやり出して、いきなり飛んだりします
・形だけの新事業が始まったりします
・多くの社員はやっているふりをしているだけで生産性は2倍落ちます
・・・
恐らく急成長をした経験のある経営者は
上記を見て「苦笑い」するのではないでしょうか。
これらに対応していくために、
先人の知恵を借り、
コンサルを選び、
同時にいくつもの施策を走らせ、
とにかく人を育て、
とにかく強い事業、強い商品、を作って
全てを両立させていきます。
高い目標を毎年続ける、、、
というのは、まるで
42.195㌔を走り切った後に、
「はい、もう一周っ!」
(いつも使う表現汗)
と言われるくらいしんどいものです。
しかし、高い目標を超えたとき、
同時に素晴らしい社員が何名も選出されます。
もしかすると、
「高い目標でないと素晴らしい人材は育ちにくい」
のかもしれません。
そしてそれを続けた会社が
強い筋肉質な会社になるのです。
困難を事業計画という形で可視化し
改めて覚悟をするということ。
私たちは私たちにできることを一歩一歩
乗り越えていきたいと思います。
追伸:ALLAGIさんの5ヵ年計画、、、
5年後の目標は433億でした。
ストレッチが効いた目標です。