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パパ、何で帰ってきたの?

先日、私が仕事から自宅に帰ると、3歳になる息子が元気いっぱいに出迎えてくれました。

私は「ただいま」と言いながら、はしゃぐ息子を抱き上げ、

いつもの様に、親子の熱い抱擁を交わしていました。

 

抱きかかえた息子を床に下ろし、私が部屋に行こうとした時でした。

 

息子から唐突に、

 

「パパ、何で帰ってきたの?」

 

と言われました。

 

えっ!?

パパ帰ってきちゃまずかったの!!?

 

最近、寒くて息子たちと公園に行って遊んであげていないので、それでそんなことを…

と、色々考えましたが、

 

息子が純粋に質問して来ただけじゃないか?

と考えを改め、

ここは真剣に答えるのが父親の努めと思い、

 

「パパはね。みんなに会いたいから帰ってきたんだよ^^」

 

と渾身の笑みで伝えたところ、

 

「・・・そうなんだ。」

 

と、納得していない感じで、息子はリビングへ走りさりました。

 

えぇぇぇ!?!?

やっぱり、パパ帰ってきちゃダメだった!?

 

何ともショックで、

私は息子たちを寝かしつけた後、

妻に相談することにしました。

 

妻にその時の経緯を全て伝えたところ、

 

「それって、

『何で』=『どうやって』帰ってきたのか、

を聞いたんじゃない?」

 

と妻に言われ、私はハッとしました。

 

なるほど!

 

息子が言った「何で」は“目的”ではなく、“手段”を聞いていたのか!

だから、あの時、私の返答が的外れだったために、

息子は要領を得ない顔をしていたんだと、

理由がわかりホッと胸をなでおろしました。

 

私の息子が求めていた返答は

「電車で帰ってきたよ」だった訳です。

 

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ビジネスシーンで使うことの多い、

「目的」「目標」「手段」

という言葉ですが、

違いを明確に説明出来る方は以外に少ないのではないでしょうか。

 

言葉の意味をそれぞれ調べてみると、

「目的」とは、最終的に辿り着こう、到達しようとする事柄。

「目標」とは、さしあたり実現したい事柄。

「手段」とは、目的をとげるのに必要な方法。

とありました。

 

一つ例にしますと、

T大学に入学したい学生がいたとします。

【目的】T大学に入学する

【目標】T大学の模擬テストでA判定をとる

【手段】毎日4時間勉強する

といったような形になります。

 

目的や目標、手段を、誤って理解してしまうと、

私のように、行動や結果が変わってしまいますので、

注意が必要です。

 

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私たちラスト・コンパスのパートナーには、

家を売ることを目的ではなく、目標や手段として考えている会社様がいます。

 

お客様の幸せを真剣に考えると、

家づくりはお客様が幸せになるための一つの要素でしかないと考えているのです。

 

夢がいっぱい詰まった豪華な家を手に入れた代わりに、

身の丈以上のローンを組んでしまい、

まったく余裕のない生活を過ごす。

 

それは、お客様が家を購入しようと考えた、

本当の目的を叶えていると言えるのでしょうか?

 

家を売るという行為が、

 

「目的」なのか、

「目標」なのか、

「手段」なのか、

 

あなたの会社はいかがですか?

 

秋岡

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