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雨が降っても雪が降っても自分のせい

「雨が降っても雪が降っても自分のせい」

 

代表の伊藤です。

 

『雨が降っても雪が降っても自分のせい』

 

なんて分かりやすくて良い言葉なんだと

思わず感動してしまいました。

 

これは、提携先である会社の事務所に貼られていたもので

『自責の念』を極端に

比喩した言葉と思われます。

 

この『自責の念』があるかないか、は

ことビジネスにおいて非常に重要な要素

であると感じております。

 

自責の念、とは

 

何か問題があった時、

「その問題解決の糸口は自分にあると捉える思考」です。

 

他責という言葉はその真逆、

 

問題があった時、

「その問題は周りの環境にあると捉える思考」です。

 

例えば、

追客中の客にアポイントを取り、訪問に行ったとします。

ところが当日、客からドタキャンをされました。

 

他責思考は、

「『客が』あり得ない、キャンセルなら普通事前に電話するでしょ」

となります。

 

自責思考は、

「前日に確認すべきだった。電話が繋がらないなら

せめてメールでも一本送るべきだった」

となります。

 

この二つの思考回路(自責・他責)がもたらす

ビジネスマンとしての差は果てしなく広がっていきます。

 

他責思考の人材であれば、このキャンセルから学ぶことは

ゼロ。

問題は自分ではないと思っているため、なにも変化がありません。

 

一方で自責思考の人材はこうです。

①「前日に確認すべきだった。電話が繋がらないなら

せめてメールでも一本送るべきだった」

②「でもただ送るだけではキャンセル防止にならないかもしれない。

だから、顧客メリットをもう一度整理しメールにしっかり盛り込もう」

③「もっとキャンセル率を下げるため、

最初の訪問の時に次回の提案内容の期待感を上げる工夫をしよう」

④「そもそもキャンセルになるようなお客様のアポイントを

積極的に取るより、電話の段階でフレーミングをしっかりかけたほうがいいな」

と様々な対策を打ちます。

 

それは、根本に自責の念があるからです。

 

この自責・他責は生まれつきの性質なのか、

よほど意識しないと他責思考が自責思考になることは

ありません。

 

しかし、この思考回路は

一事が万事であり、

実にさまざまな局面で出現します。

 

そして、仕事であろうが人付き合いであろうが、

この他責思考に成果がもたらされることは

ほぼ100%無いのです。

 

周りの環境は変わらないし変えることはできません。

自分自身が変わるのも一苦労なのに、

他人や環境を変えるなんておこがましい。

 

 

雨が降っても雪が降っても自分のせい。

 

 

かなり強烈な自責の比喩です。

 

この思考回路が

 

会社組織に、

働く全ての人材に、

根付いているとしたら…。

 

全社員がそのような思考回路で

物事を捉えているのであれば…。

 

この会社は永遠に伸び続けるのだろうな。

 

と感じました。

私自身、常に自責でありたいと思います。

 

自分自身ばかり責めて、具体的に解決策を設けるわけでもなく

ただただ暗くなる人がいますが、

今回の自責はそういった意味合いではありません笑

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