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「期限を守る」

「期限を守る」

 

代表の伊藤です。

仕事において期限を守ることは最も重要なことです。

当社の場合、入社から2年は

「期限を守る」人材になることを目指します。

 

「期限を守る?そんな簡単なことに2年も掛かるの?」

 

そう思った方もいるのではないでしょうか。

もちろん「問合せ顧客には3日以内に資料を送る」といった

「小さなタスク」であれば誰でも守ることはできます。しかし、


1ヶ月以内に500万円の粗利貢献をする」

6ヶ月以内に商品開発を行う」

 

など、仕事のタスクが大きくなると誰でも期限を守れるとは言えません。なぜなら、

 

大きなタスクの下には大量の小さなタスクがあり、

それらを徹底管理する能力がないといけないことはもとより、

状況に応じてタスクの削除・追加も

自分自身でコントロールできなければならず、

難易度が飛躍的に上がるからです。しかし、

 

「仕事を任せられる人材であるかどうか」

 

は、この「大きなタスク管理をしっかり守れるか」が重要で

期限を守ることは仕事の基本的な能力であることと同時に仕事の極意にもなります。

 

努力はしたものの期限内に目標をクリアできなかったり、

スケジューリングが悪くて期限内に質の高い仕事ができなかったり、

というような内容では大きな仕事は任せられません。当面は、

 

「与えられた期限を守る」

 

ことが課題になります。

次のステージになると仕事の難易度は更に飛躍します。

次のステージというのは、

 

「部下に期限を守らせること」

 

です。

入社してから数年が経つと、

自分自身がタスク管理を期限内にこなすことは当たり前になります。

 

自分が守れるんだから、

人に守らせるのは簡単だろう・・・

 

と考えがちですが、

とんでもありません。

 

ほとんどの管理職は、

この「部下に期限を守らせる」

ことができず、結果様々な業務が進まず

四苦八苦します。

 

期限を守らせるということを

スムーズに行おうとすると、

 

・指示の目的を明確にする

・期限を◯月◯日◯時まで、と明確に決める

・エラー分を見込んで期間設定をする

・指示の要点を予め答えさせる

 

など、

「自分でやってしまった方が早い」

と思えるくらい、教育に気を回さないといけません。

しかもそのトライアンドエラーは気が遠くなる程

何度も繰り返さないと習得させることができないのです。

 

しかし、苦労した分見返りは大きいです。

期限を守る習慣が身についた組織は

PDCAが正確で素早く、経営判断が即現場に落とし込まれます。

組織が大きくなるにつれ、その重要性は増していき、

逆に、期限を守る習慣がない会社はあらゆる業務がフリーズします。

そして、最終ステージは、

 

「自ら発想した業務を自ら期限設定し自らそれを守ること」

 

です。経営者及び経営層は、

「指示されて動く」ということは極端に減ります。

 

別に期限を守らなかったところで

経営者は誰に咎められるわけでもありません。

ぬるま湯に浸かろうと思えば、どれだけでも

沈んでいくことができてしまうのです。

 

自由な反面、

目標を決めるのも

目標に対する課題を見出すのも

解決するためにPDCAを回すのも

そして「自らそれを律するのも」

 

全て自分自身ということになります。

 

期限を守れる組織づくり

というのは言ってしまえば

最高の組織です。

 

頭からつま先まで

きっちり期限を守れる

強い組織を目指していきたいと思います。

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