から揚げ君マーケティング
大久保です。
仕事の帰り道にローソンに寄った際の話です。
私は一人で暮らしていますので、
結構夕飯をコンビニで済ますことも多いのですが、
その日家の近くの良く行くローソンでおにぎりやらなんやらを適当に
買おうと思いレジ前の列で待っていました。
そこで見かけたのは、
ローソンのロングセラーかつ鉄板メニューである「から揚げ君」のプロモーションでした。
そのキャッチコピーが凄く印象的だったのですが、
「から揚げ君は実はロカボ!」
という言葉でアイキャッチは1杯のごはんとたくさんのから揚げ君の画像でした。
どうやらお茶碗のごはん1杯分が33個のから揚げ君のカロリーらしく、
揚げ物だけど、カロリー控えめだよ!というようなメッセージが一目で分かる
見事な画像でした。
そして、私はそのローソンから家に帰るまでの道中に、
ロカボってどういう意味なんや?
ロウ、カロリー、ボ?
ボは何のボや?
とずっと考えさせられたのでした。
つまり何が言いたいのかと言うと、
私はこのローソンの広報担当が行ったマーケティング戦略に見事にハマってしまったということです。
しばらく消えることのない「から揚げ君=ローカロリー」という方程式
がキャッチコピーと画像で見事に突き刺さった瞬間でした。
私自身はダイエットに興味はないのですが、
この画像とキャッチコピーを「晩御飯はコンビニだけど、カロリーは控えたい!」
と思いながら来た顧客が思わず買ってしまうかつ、
ペルソナに対してメリットを伝える上で、
最小限の言葉と画像で表現した、
まさに「完成された広告」です。
私たちの会社の方針に「常にアンテナを張る」という方針があります。
方針とはルールですので、
言い換えれば私たちの会社で仕事をするのであれば、「常にアンテナを張らなければいけない。」
ということです。
電車の広告、バス停の広告、チラシ、WEBサイト、訪問販売の営業
などなど、
私たちは無意識のうちに
浴びるような他社のマーケティングを受けているかと思います。
その中で一つ一つ自分が感じたマーケティングを
言語化、ビジュアル化していくことが出来れば、
自らの力に必ずなると思いますので、
常にアンテナを張りながら、新しいことを肌で感じながら
私もスキルアップしていきたいと思います。