エンゲージメントと社員満足度
皆さんこんにちは。
ラストコンパスの笹川です!
今年の私の抱負は「前三後一」です(好きな芸能人が言ってたことに乗っかってます)。
これは百獣の王のライオンが「相手が自分より小さい場合は抜かりなく、大きい場合はひるまず、前進する姿勢の中にも一歩引いて冷静さを欠かない習性がある」ことからできた故事です。
仕事においてもこういった姿勢を意識するよう努めます。
さて、弊社では仕事始めは毎年1月4日と決まっています。
私は入社してから1年8ヶ月ですので、
ラストコンパスに入社して2回目の年始を体感しています。
ここ2-3週間くらいで、他の会社様から、
「仕事始めが早いね」と言われることが多かったのでそれについてブログを書かせていただきます。
(年末にも12月28日まで営業している旨を伝えると「がんばりますね」と言われることもあります。)
一般的な話で言うと、
「もっと休みが欲しい」とか「もっと早く帰りたい」とかの話が社員同士で出そうなところですが、
弊社ではほとんど話に上がりません。
これはひとえに社員の会社に対する”エンゲージメント”が一定以上あるからだと推測しています。それが弊社のUSPでもあると考えています。
私の知り合いの話では、社員同士で飲み会に行ったときには、
前半は会社に対する愚痴の話が大半をしめて、
後半は女性の話やイマドキ流行の話などで持ちきりの場合が多いようです。
この”エンゲージメント”という言葉は聞いたことがありますでしょうか。
従来の”社員満足度”とは一線を画すキーワードとして、
企業成長の1つのセクターとして考えられています。
とある企業調査ランキングによると、
2022年の日本のIT企業部門では「株式会社スタメン」という企業が、
今年最も躍進する企業としてランクインしておりました。
株式会社スタメンは「TUNAG」という社員エンゲージメントの向上をするためのプラットフォームを提供するベンチャーであり、
2016年創業後に4年でマザーズ上場を果たしておりその名を轟かしております。
このランキングからも社員のエンゲージメントに目を向ける企業が全国的に増えてきている流れが見て取れます。
これまでは福利厚生を手厚くしたり、就業時間を短縮したりして、
企業からしたら負担のある項目を推進することで社員満足度を上げて意欲の向上に繋げられてきましたが、
エンゲージメントはその種のまた違ったポジションとして機能すると言われています。
では、そもそもエンゲージメントとは何でしょうか。
一言で言えば、会社に対する社員感情の各指標です。
どのような項目があるかというと、
・成長意欲
・貢献意識
・帰属感
・メンタル的な安定
・責任感 などです。
これらが向上する制度を社内に構築して、それを企業の継続的な発展に繋げる取り組みが主流です。
社員の感情・意欲は企業の成長に関係がないのではないか。
社長に求心力があってトップダウン型の企業やビジネスモデル・商品が独占的な企業の経営者様であればそうかもしれません。
しかし、一般的には社員のエンゲージメントが高い方が企業は地力が高く健全、そして業績も良いとされます。
例えば、できるだけ休み休み働きたいやる気のない社員がいたとします。
この社員の業務の質やスピードは目を疑うほど悪く、それが周囲の社員、ひいては会社としてのレベルを引き下げます。
社内では内弁慶で、社外では大変評判の悪い人物。
裏で別の社員のネガティブキャンペーンに奔走する人物。
売上のチャンスがあるのに企業に貢献したくないがために意図的に視野を狭める人物。
組織としての目標に興味がない人物。
こういった社員が複数名以上いたらどうでしょうか。
衰退の一路を辿るものと思います。
株式会社住宅産業研究所の昨年末の集計によれば、
工務店が2022年に解決したい経営課題ランキングの堂々の第一位は「人事関連」分野との事でした。
毎朝、起床したらその1秒後には自分でやる気を出せるような、
セルフマネジメントが信じられないほど上手い人ばかりではありませんので、
エンゲージメントを上げる仕組み(評価制度や理念浸透など)を構築することも経営戦略の1つとしてぜひお考えください。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
笹川