肯定と否定の役割
こんにちは。
ラストコンパスの桑原です。
南の島出身の私にとって、苦手な季節がやってきました。寒くて重ね着の毎日です。(笑)
体調を崩しやすい時期ですので、皆さんもお気をつけください。
最近私が見たアメリカのある大学講義動画がとてもおもしろかったので、内容の一部をご紹介したいと思います。
あなたは今スキー場にいます。リフトに乗って滑り始める地点に着きました。そこに注意書きがありました。その内容は、“コース両脇の木にぶつからないようにご注意ください。”
この時、みなさんならどんな心境で滑り始めますか?
ほとんどの人が、度合いは違いますが“木に気を付けながら”滑り降りるのではないでしょうか。
ということは、木に意識が向いているということです。
この例えで何が言いたいかといいますと、人は「~するな」と否定されるほど、その対象を意識してしまうということです。
「触ると非常に熱いです。」よりも「触るな!高温です。」の方が注意喚起しやすいですよね。
インパクトのある広告などにもよく使われている表現方法です。
では、このような場合はどうでしょう。
“このノルマを達成できなければ昇進できない。”
先ほどと同じ否定の表現で、インパクトのある文章です。ですが印象はどうでしょう。
この言葉を1対1で言われると、プレッシャーや恐怖を感じる人が多いのではないでしょうか。
もちろん意図してこのように言ったのであればいいですが、そうでなければ受け手のモチベーションを低下させる可能性もあります。
“このノルマを達成できれば昇進できる。”
意味合いとしては同じなのに、表現の工夫でここまで印象が変わります。
「微差が大差を生む」という言葉があります。弊社取締役の堀がよく口にする言葉です。
かける言葉の微妙なニュアンスの違いで、その後の結果が大きく変わることもあります。
このような細かなことをおざなりにせず、全員で同じ目標に向かって突き進む企業ほど強いものはありません。
ラストコンパス主催の人材戦略セミナーで、このような成長著しい会社様の生の声を届けておりますので、ぜひご参考にしていただければと思います。
↓↓
https://lastcompass.co.jp/news/18819
最後までお読みいただきありがとうございました。
桑原