価格と価値
いつもブログを読んで頂きありがとうございます。
ラストコンパスの秋岡です。
世界的な住宅需要の増加に加え、コロナウイルスの影響により、住宅資材の価格が軒並み上がってきています。
そうなってくれば、家の価格を上げざるをえない会社も多いかと思います。
とはいえ、住宅価格を上げるにしても、競合のことを考えると、どれくらい上げればいいのか悩みます。
実際、住宅価格を上げること自体に抵抗を感じ、なんとか現状の維持を考えるという会社も少なくないのではと思います。
仮に、販売価格をなるべく今までの価格に近い状態で維持するとなれば、考えられる施策は
①利益を削って、販売価格を維持する。
②コスト交渉して、販売価格を維持する。
のどちらかになるかと思います。
①の利益を削るという戦略をとることに関して、
こちらは当然おススメできません。
利益を削ることは、目の前のお客様にとって喜ばしいことかもしれませんが、そのお客様の将来、会社の将来を考えれば、良策とは言えません。
②のコスト交渉をする場合ですが、限界があります。
特に、値上がりを要求されたものを今までと同じ価格で卸して欲しいことを伝えても、先方からすれば、無理なお願いの場合もあり、事実上難しいはずです。
つまり、①の利益を削ることも②のコスト交渉も解決にならないということになります。
結果、住宅価格の上昇は避けることができない部分であると認識した方がよく、価格が上昇しても、売れる状態を早期につくることが必要だということになると考えます。
価格を上げても、売れる状況とは、その価格とつりあった価値が必要になります。
つまり、家の価格を上げなくてはいけない状況の時に、家の価値を上げることで、売りやすい環境になります。
家の「価値」という定義は、「性能」であったり、「健康」「暮らしやすさ」「デザイン」と、エンドユーザー並びに住宅会社にとって、その定義は非常に多岐にわたります。
とはいえ、ほとんどの会社が、今までの住宅セールスで上記の内容はさんざん伝えてきたかと思います。
そういった会社様においては、今までの会社になかった価値を改めてエンドユーザーに伝えていくことを模索する必要が出てきたと考えて頂くといいかと思います。
そのために、部資材や意匠性などの強化(モノ)と、伝え方・セールスの強化(コト)を考えていき、今一度、モノとコトの両方を、今まで通りのやり方から脱却・改良しなくては、市場で劣勢を強いられることになります。
ラストコンパスでは、上記のモノやコトの両方に対して、コンサル・サポートをしています。
現在、無料でWEBセミナーを各種開催していますので、新たな「価値」を模索されている方は、ぜひ、ご参加ください。
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