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労働時間に関する私の見解

労働時間に関する私の見解

 

代表の伊藤です。

予めお伝えます。

これは伊藤個人の見解です。

 

会社の代表がこんな考えをしてるなんて・・・!

という意見も多いかもしれませんが、

社員や他者にこの考えを押し付けるつもりもありません。

ただの個人意見としてブログに上げたいと思います。

 

 

ある勉強会にお招きいただくと

参加者からこんなことを聞かれます。

 

「私は入社間もない新人です。

健康に働きたいので休みは休む、

勤務時間も就業規則通り働きたいと思います。

 

一方で、人より成果を上げたいという

気持ちもあります。先輩に相談すると・・・

 

「人の倍働け」

 

と言われるだけで、でも実態は

残業をすると厳しく正されますので

私としてはどう考えるべきかをいつも悩んでいます。

会社に内緒で残業し、

成果を上げていくしか成長の方法はないのでしょうか。」

 

こんな感じの質問ですね。

まず、この会話の裏側を解釈します(独自)

 

①実績は出したい

②だが、時間は割きたくない

 

そういうことだと私は解釈します(一方的笑)

結論から言うと私の考えも、その先輩の言う通り

 

「人の倍働け」です。

 

人より成果を出したいということは

・人より認められたい

・人より稼ぎたい

・人より昇進したい

(少しだけでも)

ということになります。

 

1つの成果の事例として、

「人より早く役職(リーダー)を持ちたい!」

というゴールがあったとしましょう。

 

会社としては、会社の理想像をリーダーにしているわけなので

昇進を目指すのはとても良いことだと考えています。

 

しかし、飛べない跳び箱をケツまで押して飛ばせる気はありません。

基礎学を教えたら、後は自分で飛べるようになりなさい。

と考えています。

 

日本は資本主義・競争社会です。

5人いたらリーダーは一人しかおらず、

その一人は5人の中で一番優秀であるべきです。

当然、そこには競争があります。

 

会社としては、18時間ある勤務時間の中で

仕事を通して、仕事の基礎学を学べるように教育を考えます。

 

そうですね、、、10点満点中5点くらいまでの力がつくよう、

教育をしていきます。しかし、残りの5点は本人任せです。

 

逆に言えば、基礎の5点取ることができたらば後はそれ以上を目指そうが

目指さなかろうがどっちでもいいと考えます。

成果が出なければずっと平社員というだけの話ですし、

その生き方も全くもってありです。

 

勘違いしている人もいますが、組織は必ずしも

リーダーを求めているわけではありません。

1つのことを淡々と続けるスペシャリストも必要不可欠な人財です。

リーダーと違い変な気苦労も入りませんしね笑

 

「限られた時間の中で成長しなさい」

 

と会社は言いますが、それは「上を目指す人にとっては」詭弁です。

なぜなら役職は相対的だからです。

 

スポーツで例えるならば、

「レギュラーにはなりたい、

でも努力だけは人並みでありたい」

というのは如何とも都合のいい考えです。

 

レギュラーは相対的で、他のメンバーに勝つ必要がある。

勝つためには日頃の練習以上の努力が必要で、

その努力無くしてレギュラーを取れないと自分が認識しているのであれば

努力すべきだと思います。

 

会社は、全体の底上げを考えているので

全社員にできるだけ早期に実力をつけてもらう

教育を日々考えます。

 

しかし、教育は個人だけにその対象を絞りません。

全員の底上げです。

 

自分が望んでいるビジネスマン像が

「並の人」ではなく「人より優秀」であるならば、

努力だけはそっちのけで達成しよう

と考えるのは的外れな考え、ということですね。

 

 

 

さて、本来ならこの辺で話は終わるのですが

一つだけ、良い考え方をお伝えしたいと思います。

「努力しろ」

だけでは経営者の都合の良い話だと

思われそうですからね笑

 

「良い考え方」というのは、

「努力の費用対効果が高い時期を見極めろ」

 

ということです。

どうせならあまり無駄な努力はしたくないですよね。

ここまで偉そうに語ってきた私が「無駄な努力はしたくない」その代表です。


ではどうすればいいか?

 

仕事は特に中堅になってくると「波」があります。

重要な時期もあれば、重要でない時期もあります。

 

その波は人それぞれですが、

営業であれば月に2度ほどその高い波が来ます。

高い波というのは、

 

努力の費用対効果が高い波

 

という意味です。

例えば、来週重要な商談が3件固まっていたとしましょう。

この商談次第で売上の7割が決まる・・・。

そうなると来週の契約に向け「今週の末」なんかは

「努力の費用対効果が高い期間」と言えます。

 

そこで、土日ど返しで週末ガッツリ準備に時間をかけたとしましょう。

来週の商談に対し、契約率が高くなるので

非常に有意義な努力だったといえます。

 

逆に費用対効果の低い時期には早く帰ります。

こんな感じですね。

 

単純ですがこういう立ち回りの強弱は大事だと思います。

いつも同じように、ずっと同じ働き方をする人がいますが、

 

費用対効果の高い時期にサボり

費用対効果の低い時期に残業しても

 

成果は出ないんですよね。。なぜなら、

「勤務時間は一緒でも、仕事には波がある」

わけですからね。

 

その費用対効果の波に沿うように

働き方に強弱をつける。というのがコツです。

 

でも基本的な考えは最初に述べた通りです。長い目で見ると

努力なくして人より成果は出ません。

才能より努力が安定して実績をもたらします。

 

相変わらず寒い話をしているわけですが、

共感する経営者は多いはず・・・

と自分を説得しています。

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