建築コスト削減の方法について
こんにちは、ラストコンパスの釜鳴(かまなる)です。
ブログをご覧いただき、誠にありがとうございます!
本日のテーマは、『建築コストの削減ポイント』についてお伝えさせて頂きます。
以前から提供させて頂いていたLeverage(レバレッジ)というコストダウンのメニューが
パワーアップしてリニューアルされました。
セミナーにてLeverageのコストダウン戦略についてご説明させて頂いたところ、
11〜1月の3ヶ月先まで個別コンサルティングの予約が埋まるほどの申込み状況で、嬉しい限りです!
おそらくそれだけ多くの反響が出ている要因として、市場背景が関係していると思います。
ウッドショックでの木材の高騰を筆頭に、
アイアンショック、メーカー品の値上げ、クロスの原材料の値上げなど、
住宅を提供している工務店さまにとっては、不利な情報ばかりです…
そんな時だからこそ、正しいコストに関する情報を入れて頂き、交渉術をマスターして頂ければと考えております。
では、そんなコストダウン戦略にてお伝えしている内容の一部をご紹介させて頂きます。
いくつかポイントがある中で、1つの考え方は『材工を分けて考える事』です。
多くの業種で該当しますが、材料と工賃は分けて考えなければいけません。
しかし、現実的にはそれぞれの原価や必要な人工を知らずに、
一式でいくらという総額だけを知っていて交渉に望んでいるケースがほとんどです。
それだと相手は納得してくれないので、コストは思うように下がりません。
例えば基礎工事で考えてみると、生コンの原価、鉄筋の原価、採石などの費用、人工などが必要になってきますが、
それぞれの原価をご存知でしょうか?
生コンに関しては、県ごとに違うし変動もします。
最近であれば、アイアンショックの影響で、鉄筋の値上がりを理由に単価アップを要求された会社様もいるのではないでしょうか?
この1週間ほどで約10社様と商談させて頂きましたが、
先ほどのような基礎屋さんからの要望に、明確に返答できている会社様は1社もいませんでした。
そして、協力業社様を悪く言うつもりはありませんが、
ここぞとばかりにコストのカラクリを知らない工務店には便乗値上げをしてくるのも事実です。
生コンや鉄筋の金額の値上がりを理由に、関係のない工賃の部分まで上げてくることはよくある話です。
これを『まぁーまぁーまぁー、なんとかやってよ!^_^』と言ってるだけでは交渉としては弱すぎますし、
もし本当に原価だけを請求されている真っ当な業者様に対しては、業者イジメにもなりかねません。
そこで大切になってくるのは、
◆それぞれの原価をする事
◆人工数を把握する事
◆計算方法を理解する事
◆そして、狙い目の適正価格を理解する事
これだけの情報があるからこそ、自信を持って交渉に望むことができるし、
コストに関して詳しいという事をアピールすることができるからこそ、相手も交渉にも応じてくれやすくなります。
1棟全体でのコストクリックをして頂くことで、
約50〜100万ほどの原価の見直しができている企業様が多くいらっしゃいます。
やはり、この業界は『情報という名の武器』を持たなければ戦っていけないのです。
ウッドショックでの値上がり分に対して明確な対策がまだできていない企業様については、
お気軽にご相談くださいませ。
釜鳴 伸二