熱狂的になる
いつもブログを読んでいただきありがとうございます。
ラストコンパスの秋岡です。
つい先日、パートナー企業であるALLAGI株式会社の社員である小林部長にお越しいただき、当社で管理職の心構えを講演いただきました。
その時に私が感銘を受けたのは、「ここまで会社のことを考えられるのか」といったところです。
一つの事例を挙げると、
小林部長に対して、「今後の役職(キャリア)はどのようにお考えですか?」といった質問に対して、「特別役職は気にしていません。谷上社長から、何か新しい挑戦をする時に、真っ先に声がかかる社員であれればいいと思っています。そのために役職が必要なのであれば、役職に就きたいと思います。」との回答でした。
このことを聞いて、いろいろと感じる人もいるかと思いますが、私は素直に素晴らしいと感じました。
ここまで会社の考えやビジョンに熱狂的になれる人は、どんなフィールドでも、抜きに出た成果をあげるのだろうと確信しました。
そういったことがあったことがきっかけで、今一度、会社の文化や企業理念を大切にしている会社を調べました。
すぐに、思いついたのが、「ディズニー」でした。
調べていくと、やはりといった具合に、非常に会社の考え方を大切にしており、社員への浸透に力を入れているのが、見て取れました。
たとえば、教育です。
会社に入社した時に、まず皆さんなら、どんなことを教えるでしょうか?
1日の流れや、専門知識でしょうか?
ディズニーでは、創業背景や、考え方、社内の共通認識・共通用語を徹底的に学ぶことにしており、ディズニー大学といったような、社内の教育機関があり、その教員が教えているそうです。
従業員のことを「キャスト」とディズニーでは呼ぶのを、聞いたことがある人もいるのではないでしょうか?
これも、共通用語にして、ディズニーの考えを徹底的に浸透させるための一つの工夫です。
そのほかにも、社員がディズニーで働くことに誇りを持つ仕組みや、社員のカラーを一致させることに力を注いでおり、そのすべての源泉ともいえるのが、会社の考え方、理念によるものです。
ディズニーも、低迷をした時期があったそうで、創業者のウォルトディズニー氏の死後に低迷期となりました。
しかし、そこから順調に回復し、成長をしたのは、創業者が亡くなってからも、会社の思いが生きていたからだといいます。
原点回帰し、ターゲットとサービスを見つめなおした結果、会社は今でも華々しい成果を上げる、誰もが知る企業であり続けています。
会社の考え方の浸透をおろそかにすれば、どれだけ優秀な会社であっても、経営のトップが変わってしまうことで、存続すらしないこともあります。
会社の規模に関係なく、会社の考え方を明確にし、浸透させることは、企業として存続する上で欠かせない要素だと、改めて気づかされました。
それでは。