事業承継から見る、これから残る会社の特徴
いつもブログを読んで頂きありがとうございます。
ラストコンパスの秋岡です。
帝国データバンクが全国94万社を対象とし、経営者の年齢を調査した結果、
平均年齢が60歳を超えたという発表がありました。
少子高齢化という言葉が大して目立たなくなった昨今ですが、
企業の高齢化も非常に進んでいるということになります。
特に、業界歴が長い会社ほど、その傾向は顕著に出ており、
事業承継することが、大きな課題となっていることは間違いないと思われます。
ここで、建築とは違う事例ですが、事業承継をし、飛躍的に向上している会社様の事例をご紹介します。
父親が経営していた地元の写真館を、ご子息が事業承継し、
多額の負債があったにも関わらず、大胆な改革によって、売上は8倍に―
そういった結果になった理由として、下記の3つがありました。
① 旧態依然の体質の改善
→先代の取引業者を、今一度精査し、コストの適正化をはかる。
② 人材採用に明確な基準の設定
→「何をするかではなく、誰とするか」という考えで、会社のビジョンや価値観を理解した人材だけを採用。
③ IT化を率先して導入
→社内の連絡や決済のインフラをIT化し、管理体制を強化して、行動にうつすまでのスピードを強化。
上記の3点は、建築業界においても、非常に有効的な手段だと感じます。
ここで同じく、建築業界で事業承継し、コロナ禍やウッドショックといったことがありながらも、
前期から120%成長したALLAGI株式会社という大阪の住宅会社をご紹介します。
14年前まで売上6000万円、社員数6名という企業でした。
父親から会社を事業承継し、一時期ハウスメーカ―の下請けをして、売上は進捗しました。
しかしながら、元請けに左右される部分も多く、忙しいだけで、経営は苦しい状況でした。
そこで、下請けをやめ、元請けに転換することを決め、
さらには、社員数6名の頃から新卒採用も行い、成長企業になることを決意し、経営の舵を大きくきりました。
大阪という住宅激戦区でもあり、平坦な道ではありませんでした。
それは受注の問題だけでなく、人の問題も同じように抱えながらではありましたが、
理念やビジョンを掲げ、計画した目標を達成するために行動と変化をし続けました。
結果、今では、200棟受注するビルダーになり、
事業においても、元々の注文住宅事業だけでなく、リフォーム、分譲、介護など、新たに6つの部門を立上げ、
後発ながらも、どの事業でも、顕著な成果を上げています。
昨期、売上79億、社員数は200名を超え、成長企業として、躍進し続けています。
そんなALLAGIも、
① 旧態依然の体質の改善
② 人材採用に明確な基準の設定
③ IT化を率先して導入
に力を入れており、変化し続けています。
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それでは。