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時代の流れは激流の如し

ラスト・コンパスの笹川です。

 

 

通勤列車で某ネットニュースを読んでいたときにゾっとした瞬間がありましたのでご紹介します。

 

今年入社した新卒がどの求人媒体を使っていたかという記事でした。

 

新卒求人媒体で登録者数ランキングの顔ぶれが、

私が就活をしていた時と大きく変わっていました。

 

今回の登録者数ランキングは、

1位マイナビ 90万人

2位リクナビ 87万人

3位ワンキャリア 30万人

となっておりました。

 

*就活生自体は年間30万人ほどだが、第二新卒や在学生も登録しているため。

 

私が就活をしていた当時6年前はワンキャリアよりもその他の媒体が上位に食い込んでおり、

またリクナビとマイナビのユーザー数ではリクナビが今回よりもだいぶ劣勢でした。

 

ワンキャリアにおいては関東を主軸に1年で十数万人ユーザーを増やしたそうです。

マイナビは昨年から微減。

 

それ以外にも、私が新卒の時に認知度は高くなかったが現在はメジャーになっているのが、

あさがく(中小企業への就職希望者が8割)やキャリタス(早期内定をさせる仕掛けのバリエーションが多い)、

ビズリーチ(意識高い人や高年収を目指す人向け)などです。

 

 

時代とともにランキングの構成割合は変わってきます。

採用サイトに登録して就活生からエントリーをするという従来の新卒採用体系も変わってきており、

最近ではクチコミ活用型の採用サイト「Open Work」やジョブマッチング型の「Wantedly」などが人気があります。

 

 

つまり何が怖いかというと、

 

そのニュースを見ていなければ私の新卒求人媒体の知識は数年前のもので止まったままで、

たとえばクライアント様や取引先に「今の新卒はどの媒体を使っているのか」などと聞かれたときに、

現在とは乖離した情報を伝える可能性があると思ったからです。

 

 

 

情報は鮮度が大事と言いますが、

言い換えれば、情報をアップデートできなければ

その人はその時代の残留者、居残りをしているものと一緒だと思います。

 

 

これは、住宅業界に置き換えても同じで、

ハウスメーカーの売上ランキングを見てみます。

 

2020年度の売上高ランキングでは、

1位飯田グループホールディングス 1.2兆円

2位旭化成 7044億

3位積水化学工業 5128億

4位大和ハウス 4964億

5位住友林業 4731億

6位積水ハウス 3909億

7位オープンハウス 3405億

 

となっています。

*住宅、分譲部門のみ集計されたデータ

 

人間の心理的には、ランキングを一度見てしまえば、

それが変わる事なく数年は推移すると思いがちですが、

実際は入れ替わりが激しい場合もあります。

 

近年ではヤマダホームズが吸収合併しながら躍進していますが昨期の売上高で643億で続伸が予想されています。

 

 

 

20年ほど前は巨人一強と言われるような時代がありましたが、

そこで野球観戦をやめた人がいれば、

極端に言えば、その人の中で2021年でもセ・リーグトップは当然巨人だと予想するでしょう。

 

 

 

規模の大きい話になりましたが、

これは身の回りのことにも通じると思います。

 

たとえば、その地域、1市町村でも、住宅会社間でランキングは自然とできているものと思います。

今だとインスタのフォロワーなどでその会社の人気度はわかると思います。

 

そこを定期的にどの会社が評判いいのかを知ることによって、

その地域でウケているブランドやデザインがわかるのだと思います。

 

 

ノウハウが漏れやすい、盗みやすい時代。

 

 

そうして地域・全国の潮流にうまく乗っていくことによって顧客の信頼も獲得できるのではないでしょうか。

 

直近の話題で言えばウッドショック。

 

ウッドショックの背景をそらで話せて、

その対応としては自社はこういう手段をとるということをストーリーで話せれば、

きちんとしている会社だと印象付けられるものと思います。

 

他社がどのくらいウッドショックで値上げをしているのか、

値上げをしない会社の方がいかに普段から利益を取っているのか、

木材確保のために国内でどんな動きがあるのか  など

 

 

 

 

参考にしていただければと思います。

 

笹川

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