確率論の罠
確率論の罠
代表の伊藤です。
最近「決断や判断」について記載することが多くなりました。
悩んでいる証拠です・・・涙
私が営業をしていたとき、
お客様から最も多く頂いた質問で
「コンサル契約をしたら、どのくらいの確率で上手くいきますか?」
というものがありました。
その質問をするお客様(経営者様)の気持ちも良くわかります。
コンサルの導入に関し判断に悩んだ時、
「何%で上手くいくのか?」
(もしくは何%の会社が上手くいっているのか)
という確率論を判断材料にしたい、ということです。
成功率80%なら
自分も成功する確率は高い!
だったら契約しよう!
ということですね。
ただ表題の通り、
「確率論は判断材料に入れるべきではない、、、」
というのが私の結論になります。
なぜなら、判断そのものの正解より、
「判断を正解にする努力」
こと方が余程大事、だからです。
私も経営者4年生なので偉そうに宣う立場ではありませんが
これまでやってきて個人的に思うのは、
「判断を正解にする努力」
に焦点をおいている会社は実績を出すことが多い、ということです。
理由は、
「判断はスタートラインでしかないと最初から考えている」
からだと思います。
経営判断が「宝くじ」のようなものなら引いた時点で
当たり・ハズレが結論になり、
努力でハズレの結論を変えることはできませんが
当然経営判断は宝くじではありません。
毎年増収増益の会社がそうである理由は、
「過去何百と行う判断を全て正解し続けているから」ではなく、
判断したことを正解に導くこと(判断の後の努力)に重点を置き、
例えイチ判断が失敗であったとしても、
そこから学び、学んだことを結局は将来の実績に繋げていくからではないか…
と考えています。
これからも大事な判断や決断が山のように待っていますが(涙)
そのような視点を持って着手していきたいと思います。