『求人状況は・・・』
最近新卒採用についての相談を受ける機会が増えてきました。
「新卒採用」をする事によって様々な事が変わっていくので成長戦略を実践している、もしくは実践していこうという経営者は必ず「新卒採用」を考えております。何が変わるかは別の機会で述べたいと思いますが、求人倍率の状況を見ていると
リクルートの調査データで大卒求人倍率が7年連続上昇の1.88倍と出ておりました。
私、就職氷河期を味わったモノからすると伸びたなぁと思う反面、企業側からすると採用するのに大変だなと思いました。
ちなみに求人倍率を導き出すための式は求人総数÷民間企業就職希望者数にて算出しております。
という事は学生1人に対する企業の求人状況は1.88社となります。
従業員規模別に見ると5000人以上では0.37社に対して300人未満では9.91社!!
規模によって凄い差が出てます。ましてや昔と違ってネットが普及しているからこその「SNSによる口こみ」によって更に数字が変わると思います。
今の時代は私の時代のエントリーの仕方から内容まで変化して言っているなと感じる事がいくつかあります。
その1つを述べますと今はネットが普及しすぐ炎上してしまう時代ですのであまりないと思いますが、私の時代に今でも人気ランキングに入っている某有名企業のエントリーシートに親の勤め先と役職を書かせていた事がありました。
企業が意図している事はわかります。ただ当時でもその親の勤め先と役職を書かせるという事をエントリーシートに組み込んだのはその会社のみでした。約20年前の事ですが今でも良く覚えてます。その企業は今でも人気ランキングに掲載されておりますが、私はそれを見るたびに・・・と思います。どこの会社?とご興味がある方は直接私まで聞いて下さい(笑)絶対皆さんが知っている企業です。
あと某有名企業の採用に携わっている方が「赤門を採用するのが1番」と言っていました。ちなみに赤門=東大の事です。
理由は「東大出身の方を採用して活躍すれば東大だから、活躍しなくても東大出ているのにアイツはと採用された側の責任になる社風のため採用する側の責任がないから」と本音で教えてくれました。企業に学閥があるからこその話です。それと採用する側は自分の保身です。もしこれもどこの会社?とご興味がある方は直接私まで聞いて下さい(笑)ここも絶対皆様が知っている企業です。
別に有名企業批判をしている訳ではありません。色々な裏話を知っているので折角なので少しバラシてしまえと思っているだけです(笑)一部の大企業は資本力があるので、そんなムダな保身のために情熱を注ぐ事ができるのだと思います。
ただ中小企業は大企業ほど時間とお金を費やすることができないのも現実です。現実の数字も0.37倍と9.91倍と違います。
今の学生は大手志向?中小は採用する事できる?現実諦めている・・などなどの声を耳にする機会もあります。
ただ大手有名企業を蹴って中小企業に入社する人もおります。
デキル人材が小さな会社に入っているのも現実です。
その違いは何か?どんな方法か?などいくつかありますので述べたいのですが、今回は1つだけ述べたいと思います。
中小企業でも上手に採用をしている会社の経営者、成長をしている会社の経営者は「会社の成長が先か、人材採用が先か」と聞かれたら
必ず「人材が先」と答えます。優秀な人材の採用なくしては企業の成長はできないことを知っているから、体感しているからです。
大企業でも最初から大企業のところはありません。志が高い優秀な人材が集まったところからスタートし成長したという事です。
それが「人材が先」の理由です。
まずその1つを知っておいて下さい。
「人材」を「人財」にするのも「人罪」にするのも経営者の考え方が大切です。中小企業ではそれが全てと言っても過言ではありません。
またの機会に様々な事をお伝えしたいと思います。
堀