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手を抜けば、手がかかる  

研修後の懇親会の締めの言葉として、

講師のH氏が発した言葉です。

 

目の前にある仕事を、手を抜いてこなしたとしたら、

そのときは早く、楽に終わるかもしれない。

しかし、結局は後々になって余計に手がかかってしまうことがあります。

 

1回2~3分で終わる歯磨きをさぼってしまったがために、

歯の痛みで眠れぬ夜を過ごしたり、

好きな食べ物を美味しく食べることができなかったり、

何度も歯医者に通院することになり、

その度に治療で痛い思いをすることになってしまったり

 

または、

工期が間に合わないから、

実行予算が合わないからといって、

住宅の施工に手を抜いてしまったとしたら

クレームが発生し、そのクレーム対応に膨大な時間と労力を

消費してしまう可能性もあります。

 

最悪の事態には至らなかったにしても、

お客様の十分な満足を得ることができず、

地域の評判を下げてしまう可能性もあります。

 

目の前の仕事を、

手を抜くことなく、

しっかりと仕上げることによって、

そのときは大変かもしれません。

時間も余計にかかってしまうかもしれません。

 

しかし後で余計に手がかかることはなく、

時には次の仕事の手助けになることもあります。

 

例えば、SIMPLENOTEでは、

家のディテールに強いこだわりを持っています。

 

通常の家に比べると、

時間や労力がかかるかもしれません。

 

しかし、完璧に仕上げた1棟だからこそ、

その1棟が何年にも渡って広告塔として、

その次の1棟、2棟を作り出してくれます。

 

また、手を抜くと、手がかかる最たる例が、

「人材教育」ではないでしょうか?

 

よくあるケースとして、

指導者が忙しいから、またはミスが許されないからといって、

部下に仕事を教え込んだり、任せたりすることができず、

自分で仕事をこなしてしまいます。

 

そして、部下は仕事を覚えることができず、

指導者が自身の力でやり続けるしかなくなってしまう。

 

指導者は忙しいのに、部下は仕事がない

こんな光景をよく目の当たりにします。

 

その時は大変かもしれませんし、

多少のミスは起きるかもしれません。

 

しかし、時にはしっかりと手をかけて教え込んで、

思い切って任せてみてはいかがでしょうか?

 

きっとすぐに手がかからなくなり、

大きな力をなってくれることでしょう。

 

それでは

 

後藤

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