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良い会社の定義

代表の伊藤です。

会社を創立し約11ヶ月が経ちました。

私にとって恐らく人生にて最も長い11ヶ月でしたが、沢山の素晴らしい出逢いがあり

皆様に支えられて会社は順調に進んでおります。

 

現在ラストコンパスは7名のメンバーで成り立っています。

来期以降も業務拡充、拡大に沿って適時人材を登用する予定です。

 

この、

 

「人材採用というテーマ」

 

経営者の価値観でその戦略は全く異なります。

 

ある経営者は

「人材=リスク」

出来るだけ少ない人数で、

リスクを減らして、利益体質を良くする事が重要。

 

と言われます。

それを否定するつもりは全くありません。

しかし、

 

「良い会社であるか否か?」

 

 

という一点において「私個人の価値観」では、

 

基本的に人材を「多く」雇用している会社は、

人材を雇用していない会社より、単純に

 

「良い会社である」

 

そう思っています。

また「新卒採用」に積極的な会社とそうでない会社、

があった場合、

 

「新卒採用に積極的な会社」の方が良い会社である

 

と思っています。

 

 

 

良い会社であるか否か。

 

 

言うまでもなく、これを決めるのは

経営者ではありません。自分で自分の会社の良し悪しを言うのは

ただの自己評価です。

 

決めるのは従業員や銀行、お客様であり、あらゆるステークホルダーです。

 

現在の売上は3億。利益は2千万。

10年後の売上も3億。利益は2千万。

 

従業員数変わらず、

従業員の給料変わらず、

従業員の役職変わらず。。

 

経営者はそれで良いでしょう。

 

しかし、、

従業員にとってどうなんでしょうか。

10年経っても役職が変わらないってのは。。

従業員の家族にとってどうなんでしょうか。

旦那または親父の役職が変わらず10年間部下もできないってのは。

 

どうなんでしょうか。

現在40代をメインとした組織ですが、

10年後・・・揃いも揃って

50代の親父ばかりで構成される会社ってのは。

 

お客様や従業員、その他世の中にとって

「魅力的」

なんでしょうか。このビジネスモデルが。。

 

このビジネスモデルが

「リスクを減らした経営」

なんでしょうか。

 

根本、利益体質を良くするためと言いますが

それが成り立つほど、周りからみて魅力的なのか

疑問です。

 

わたしにとって、組織の老朽化は恐ろしいです。

ずっと変わらないということは毎年会社が老齢化していると言うこと。。

こんな恐ろしい選択…とてもリスクを減らした経営とは思えません。

 

逆に人材が入ってくると会社(組織)はどうなるか。

 

・既存の従業員は「先輩」となり「お手本」となります。

先輩らしい振る舞いが求められ、教育という名の組織強化が図れます。

 

・経営から見ても、新しい従業員が入るとどうでしょう。今まで

テキトウにつけていた役職や感に頼った評価は、公平で公正な仕組みに

構築し直す必要があります。また、従業員が増えてくると、経営者は周囲に対し、

「なにを」

「いつまでに」

「どのくらい」

「どうしたいのか」

を明確に発信する必要があります。

高校の野球監督が

「野球で」

2年後に」

「甲子園で」

「優勝する」

とコミットするのと同じですよね。

みんなの目標を統一するということです。監督の仕事ですね。

 

・営業的にはどうでしょうか。

今まで営業のセンスによって成り立っていた接客は、マニュアル化され

誰でも一定の成果が出せるようなシステムが必要となります。

 

あげればキリがないぐらい、

従業員を定期的に採用すると、

「会社が勝手に良くなる」

のです。(言い方を変えると、良くならざる得ない…)

 

経営者にとって見極める必要があるのは

「どのくらいの成長戦略をとるのか」という事ではないでしょうか。

安全な成長率は106%から120%といわれます。

しかし時には機を見て大きく投資が必要なこともあるでしょうし

リーマンショックのようなイレギュラーにはリストラもやむ得ないかもしれません。

 

しかし、大きな方向性は

 

成長戦略を取る事。

その為には人材登用がつきものであるという事。

 

経営者にとってはしんどいです。

しかし、新しい血を常に循環させ、

良質な組織成長を描く為

踏ん張っていきたいと思います。

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