運用できない経営計画書
いつもブログを読んで頂きありがとうございます。
ラストコンパスの秋岡です。
もうあと少しで4月になりますね。
大阪では桜も咲き始めています。
今年はコロナで膝をつき合わせたお花見ができないのは残念ですが、私は帰り道を少し遠回りして、ひとり夜桜を楽しんでいます。
さて、4月になると新卒が入ってくるタイミングです。
企業の核となる考え方の教育書として、経営計画書があります。
会社様によっては新卒のために今一度経営計画書作りに奔走している方もいるのではないでしょうか?
今はとても便利な時代で、お金を払わなくても、ネットで調べたりすればたくさんの情報が手に入ります。
経営計画書に関する書籍もたくさん出ており、いろいろなものを参考にして自社なりに作成されている方もいます。
サンプルとなる経営計画書の多くは、とてもいいことが書いてあります。
いいことが書いてあるのは当然といえば当然ですが、
内容がいいかどうか
よりも
自社にあっているかどうか
運用できるかどうか
ここが重要だと考えています。
私はあまり物覚えがいい方でありません。
たくさんのいいこと(経営参考書など)を一気に読み、理解したつもりでも、振り返ってみれば、一つ一つの内容が薄まってしまい、結果、わかった気になっているだけで、良く理解していないことが多々あります。
今必要なことを、必要な分だけ情報が欲しいと最近は考えるようになりました。
参考になる話を一気にたくさん読むことや、長く話されるよりも、短くわかりやすい方が実践もしやすいです。
経営計画書も同じではないかと考えます。
非常に分厚く崇高な考えのものよりも、
今の私に必要なことを何度も繰り返したたきこんだ方が、実りがあります。
もしこのブログを読んでいる方で、経営方針書を作成しようとしている方、
何かしらの育成マニュアルを作成しようとしている方は、ぜひ、下記のことを意識して作成してみてはいかがでしょうか?
- 今必要なことを
- シンプルに
以上の2点です。
SIMPLE IS NOT SIMPLE
だと思いますので、実は一番難しい作り方なのかもしれません。
しなしながら、運用できない形だけの経営計画書を作成して満足するのはおそらく作成者だけです。
経営計画書を必要としている人材は、伝えたいことに対しての理解がないから、経営計画書が必要なはずです。
カタチにとらわれずに、今伝えたいことをシンプルに。
私は最近自分の話がシンプルではなく、長いなぁと思うことが増えました。
長く話す自分に酔っていたのだと思います。
SIMPLE IS NOT SIMPLE
意識しても難しいことだと痛感しています。
ラストコンパスでは、運用すること、成果に直結することを大切な価値観として持っています。
私もカタチにとらわれず、必要とされている情報をいかにわかりやすく、短く伝えるかを意識していきたいと思います。
それでは。