2つのフィードバック
みなさん、こんにちは。
マヨネーズとドレッシングが苦手な中植です。
私は学生時代に某ファーストフード店でアルバイトをしていました。
友達に誘われた事もあり高校からの帰り道にある店で面接を受けました。
店長: 紹介だよね。面接は特に聞く事ないんだけど、テスト受けてもらえる?
私: はい、受けます。どんなテストですか??
店長: ここで働く素質があるのかを確かめないといけない簡単なテストです!!
私: 分かりました。
5分で終わるようなテストでした。
今だから分かるのですが、あれは適性検査でした。
その場で面接の結果を教えてくれました。
店長: うん、合格!必要な書類を用意して、来週から来てくれる??
私: あっ、分かりました。宜しくお願いします。
こうして、私のファーストフード店でのアルバイトが始まりました。
オリエンテーションを一通り受講して、ようやく実践に入ります。
いよいよ、厨房に入って仕事が出来るぞと気合を入れて厨房に入っていきました。
そして、大学生の先輩から仕事を指示されました。
なんと、、、モップ掛け。
あまり楽しそうな仕事ではない。
他の仕事は出来るわけではないので、言われた通りにするしかありません。
一通りモップ掛けを終えて、大学生の先輩に伝えます。
私: 終わりました。
先輩: 報告してくれてありがとう!!見える所はモップ掛け出来てるね!!ここの下を覗いてくれる??
私: 汚れてますね。
先輩: そうそう、意外と汚いんだよ。次は、ここもモップするようにしようか。でも、初めてのモップ掛けで30分で出来たし早い方だよ、次も宜しくね!!
私: はい、分かりました。ありがとうございます。
モップ掛けは面白くないだろうなと思っていましたが、自分自身がした事に対してどこが良いのかを教えてくれる。
ここが、出来てないじゃないかと言うのではなく、私に気づかせ、次はどのようにして欲しいかを伝えてくれました。
そして、改めて良い所を言う。
次回からのモップ掛けは、棚の下も見ましたし、時間も気にしながらする事で前回よりも早く出来るように行動が変わりました。
某ファーストフードでは2つのフィードバックがある事をこの時には気付いていませんでした。
ですが、私が先輩となり、後輩が入ってきて指導する側になってから知る事になります。
それがこちらの2つです。
①ポジティブなフィードバック
②改善の為のフィードバック
この2つを交互に繰り返しながら使う事が重要だと教えられました。
①→②→①→②→①→②
このフィードバックを使うと、トレーニー(教えられる側)はモチベーションが下がらず、むしろ次にすべき事を明確にしていく。
否定から入るのではなく、良い部分は伝えてあげる。
そして、どうしたら出来るようになるのかアドバイスをする。
簡単そうに見えますが、意外と難しいので一度試してみて下さい。
今回は、私のアルバイトの体験談をお話ししました。
最後に、私にモップ掛けを教えてくれた先輩は医者になっています。(笑)
最後まで読んでありがとうございました。