エースの手
永野です。
先日、エースの手と言う本に出会いました。
その本に描かれていた物語が私の心を動かしたので少しご紹介をしたいと思います。
主人公の少年は生まれつき左手がありませんでした。
野球が好きで小学校から左手が無いなりに野球をしており、
高校でも硬式野球部に入り、代走や取るだけの守備などに徹して
5体満足の人と変わらない動きをしていました。
大学に入り、社会人の障害者野球チームに属し、そこでも野球を続け、
障害者野球チームの日本代表にエースとして選ばれ世界大会で優勝もしました。
それだけでは終わらず最優秀選手賞も受賞しました。
そこには、主人公と同様に生まれ持って障害を抱えて生きてきた方や、
途中交通事故に遭い片腕が動かなくなった方など、
経緯はそれぞれです。
優勝後の対談で、主人公と交通事故で不自由になった友人との対談がありました。
腕がないことで不自由な事はない?
主人公:『俺は生まれつきだから不自由に感じた事がないんだ。』
友人:『俺は違和感しかない。』
友人:『お前はいつも笑ってていつも練習しているよな。』
主人公:『俺は人よりも努力しないと人と同じ事が出来ないからね。
これも当たり前だから努力と思ったことがないけどな。』
主人公:『慣れるまで大変だとは思うけど協力するし頑張っていこうな!』
だいぶ端折りましたが、ざっとこの様な感動ストーリーです。
同じ症状でも、その症状に陥る理由によってそこまでモチベーションが違うか。
と感じました。
自分が置かれた環境で人の考えや行動が変わると言うことを改めて痛感しました。
同時にこれは、社会人になった時の会社選びでも同じ事が言えるようにも思いました。
転職の場合、
同じ建築業。同じエリア。同じ規模。
なのに待遇が違う。
一つは、全員が目標に対して一生懸命に働く環境があり、先輩社員が優しく教えてくれる。
もう一つは、いつも会社がバタバタしており、目標と言うより目の前の仕事をこなしていくばかりで。
先輩社員にも何か聞きにくい。
1年後どちらの方が会社の愚痴を言っているかは一目瞭然ですね。
初めて働く会社の環境により社員の動きや、考え方が変わる。
環境次第では早期退職も少なくはない。
根性が無かったと言ってしまえばそこで終わりなのかも知れないが、
辞める決断をさせた会社は本当に非がないでしょうか?
私たちラストコンパスにも、毎年新入社員が入ってきます。
環境を変えて自分自身成長してやろうと思っているメンバーが来ます。
私も先輩社員として、想像している環境よりももっと良い環境に感じてもらうため
教育やミーティングなどは力を抜かないように頑張っていきたいと思います。
そして、5年後には・・・
どうなっているでしょうか。
未来が楽しみです🎶
では。