ブラックボックスを設定する
大久保です。
「ハンターハンター」という漫画をご存知でしょうか?
上記の漫画は作者「富樫 義博」さんが描く未だに連載中の少年漫画です。
主人公の少年・ゴン=フリークスがまだ見ぬ父親のジンと会うため、
父の職業であったハンターとなり、仲間達との絆を深めながら成長する様を描いた物語
(上記 wikiより)ですが、
休載に次ぐ休載により、一向にストーリが進まないのですが、
連載の続きを知りたいファンが今後の展開を絶えず考察するほど
今では世界が認める伝説級の漫画となっております。
そしてかくいう私も、その続きが気になるファンの1人です。
さて、
また私にブログが回ってきたのですが、
今回は、ヒット漫画「ハンターハンター」から学ぶ
「読み手の続きの気にならせ方」
を私なりの考察を織り交ぜてお話できればと思います。
あくまで私の所感ですが、
富樫 義博さんの展開するストーリーでは
必ずといってよいほど”奥行き”が漫画の節々に感じられます。
例えば、
ラスボス急に強い敵が現れる(ハンターハンターの場合メルエム)
→最強のハンターが命と引き換えになんとか倒す(ハンターハンターの場合ネテロ会長)
→次の章で実は倒した敵は危険度はBランク(5段階中の4)であると明かされる。
読者は、「これから待ち受ける冒険は今まで以上にやばくなりそうだ!」となりますよね?
おっと、
これに似たようなことがハンターハンターの前作である富樫 義博さんの漫画
「幽遊白書」でもありましたよね?
ラスボス急に強い敵が現れる(幽遊白書の場合は戸愚呂弟)
→主人公がなんとか倒す
→次の章で実は倒した敵は妖怪レベルはBランク(6段階中の3)であると明かされる。
こちらも読者は、「じゃあこいつより強い敵ってどんなんやねん!」となります。
このようにストーリーの”奥行き”が常に読み手の心を揺さぶっているのです。
(と私は思っています・・。)
では、今実際に私たちが行っている仕事(電話営業・DM作成・研修運営)では
どうでしょうか?
”奥行き”がなければ、人はその後の展開に期待しないのではないでしょうか?
電話営業で言えばアポイントが取れない。
DMで言えば集客にならない。
研修運営で言えば、その後の行動に移らない。
なので、個人的に意識したいのが
「ブラックボックス(奥行き)の設定」かと思っています。
つまり
”どこを見せないか”
を事前に設定することで、
人を行動させることが出来る!と、
私は富樫さんから漫画を介して体験したのです(笑)
住宅会社では広告に間取り(答え)を載せても集客にはなりづらいと
多くの会社様から聞くのも
金額(答え)を載せても自社のファンになりづらいと
多くの会社様から聞くのも
上記の要素が欠落しているからかもしれません・・。
つまり広告に載せるべきはブラックボックスの中身を見たいと
思ってもらえるような胸躍る研ぎ澄まされたキャッチコピーです。
広告に奥行きを設定しているか。
商品に奥行きが設定されているか。
サービスに奥行きが設定されているか。
セールスに奥行きが設定されているか。
今一度、考えてみるのも良いかもしれません。