SEMINAR 説明会情報 INQUERY 資料請求 TEL 電話

時機をつくる

時機をつくる

 

代表の伊藤です。

 

・時期尚早

・チャンスを伺う

・体制が悪い

・今忙しい

 

当社においては上記のような判断はできる限り

しないように考えています。

 

3年半前ラストコンパスを創業しました。

独立前、仕事柄たくさんの経営者と出会い、

いろんな経営観を聞いてきました。

そんな中、当時独立にあたってこんな風に考えるようになりました。

 

儲かっている会社の経営観を学び、

儲かっていない会社の経営観は無視しよう。

 

・・・、当然です。私も他の経営者同様、

独立にあたって万が一にも失敗することは許されなかったからです。

 

本題の「時機をつくる」という考え方は、

私が学んできた経営観で最も重要なものと認識しています。

 

私の出会ってきた憧れの経営者(財務ピカピカ)の共通項には、

「時機を待つ」という考え方がありませんでした。

 

中小企業である以上、

・常に時期尚早だし、

・常に忙しいし、

・常に体制は整っていません。

・施策は山のように実行しているし、

・常に消化不良です。

 

「その中で戦っていくこと自体が経営」という考え方でした。

その観点からすると「時機を待つ」というのは、

 

アリ地獄に嵌(はま)っているのに

「まずは様子を見る」

 

くらい滑稽な施策、という捉え方だったのです。

例えば、ある会社は従業員がたった6名のときに、

稼業から企業に生まれ変わるために、

「新卒採用」を実行しました。

 

このイチ施策を聞いても、

儲からない経営者はこう言います。

 

時期尚早だ。。

6名のときに新卒採用なんてあり得ない・・・

 

しかし、その会社は「新卒採用をしたから」

・事務所を改装し

・教育制度を整え

・評価制度を構築し

実績を伸ばしていきました。

新卒を採用しなかったら、これらを整えるのに5年はかかったはずです。

ちなみにその会社は現在65億の売上を上げてます。

 

私たちの創業事業はSIMPLE NOTEです。

3名で立ち上げたこの事業は、走りながら完成形を

目指していました。当然忙しいし、打つべき施策は山のようにあります。

 

そんな中第二の商品であるポテンシャル(人材育成)の開発を手掛けました。

今までに諸先輩方から学べなかったら

私の経営判断は、

 

「時期尚早。時機を待つ」

 

だったと思います。

言い訳ならいくらでもあります。実際10人中9人は見送るのではないか?

と思えるくらい激烈な忙しさだったからです。

 

現在の取締役2名、その後入ってきた仲間に支えられなければ、

開発は難しかったと思います。しかし、今となってはその時その判断を

していなかったらと思うとゾッとします。

 

なるほど。身をもって、

「時機は待つものでなく、つくるもの」

 

ということを体感しました。

私たち中小企業は同時にいくつもの施策を走らさなければなりません。

一つ終わらせてから次にいくようでは遅すぎるのです。

むしろ、45つの新しいことを同時に進められる気概や企業文化を

育てなければこれからの時代の変化にはついてけないようにも思えます。

 

「今できない」

 

という、今でなければ後でできるかのような言い訳を自分自身から排除し、

挑戦者として覚悟を持って新しいことに取り組みたいと思います。

一覧へ戻る