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ビルゲイツの「選択術」

 

こんにちは。笹川です。

 

ニュースで、

「現代日本はゼロリスク社会だ」というテーマがやっておりました。

その是非に関して考えてみました。

 

ゼロリスク社会とは、

自身に降りかかる不幸や災難を予期して、出来る限りの回避策を取る社会。

そういうものです。

 

例えば、

癌にかかるのが怖い

→タバコを吸わない

→定期的にMRI検査をする

→農薬を使ったものを食べない

→空気の悪い場所では生活しない

などの動きを取ることで、癌にかかる可能性を極限まで下げること。

 

例えば、

結婚で失敗したくない

→貯金が十分にできるまで仕事に精を出す

→生活リズムが崩したくないため、独り身でいる

→完璧な相性の相手と出会うまで待つ

→相手の家柄や過去の経歴全て調べる

などの動きを取ることで、後悔しないような策をできるだけ講じること。

 

 

このように、

目の前にある事象のマイナス面に焦点を当てる事で、

それを回避する選択をする。

これがゼロリスク主義の考え方です。

 

 

あらゆるものを容易に信用できない現代にはよく合った考え方だと思います。

 

 

 

それでは表題のビルゲイツの判断基準はどこにあるのでしょうか。

 

 

マイクロソフトの創業者で、

世界の資産家ランキングで毎年上位に位置する彼の場合は、

物事のプラス面により焦点を当てる事で日々の選択をしています。

 

「偉大なリスクテイカーであれ」そんな格言を残しています。

 

 

つまり、

選択によって生じるリスクよりもリターンを徹底的に考えることです。

 

 

例えば、

新築戸建てを建てたい

→住宅ローンや転勤のリスクが伴いますが、

それよりも子供の生活やローンを払い終えた後の生活におけるメリットまで考えて、建てる決断をする。

 

受注をのばしたい

→自社でできる事には時間的にも人員的にも現状は限界がある。

外部のビジネスモデルで良さそうなものがあるが、

投資を回収できるか不安もしくは以前失敗したことがあるため怖い。

しかし、その分やり切れたらハイリターンは十分見込める。

だから、投資をする決断をする。

 

 

以上のように、リスクを十分に考慮した上で、なおリターンをとりにいく。

 

 

綿密に評価をし、適切に判断を下す。

そんな考え方です。

 

 

 

また、判断をする上で怖いのは、

リスクを取っていると意識できずに行動して、

悪い結果を招く場合です。

 

 

例えば、

今日は疲れたから早めに帰る

→周囲に置いて行かれるリスク、休み癖がつくリスク、

他の社員とのコミュニケーションを減らすリスク等があるという事を考えないままだと、

気づいたころには自身にとって嬉しくない結果を招きます。

 

例えば、

やりたい事だけに時間を費やす

→他のアンテナが無くなるリスク、やりたくないことはすぐ避けるような逃げ癖がつくリスク、

それしかできないコンプレックスを抱えるリスクなど視野に入れていなければ、

結果的に、好ましくない事態を生みます。

 

このように無意識的にリスクを取っている場合も多々あるかと思います。

 

 

ゼロリスク主義のように、

リスクを回避する考え方を徹底することも大切ですし、

リスクを十分理解した上でリスクを取ることも大切。

 

 

 

何事も一長一短。

日々の些細な選択にも重みを持てるようになりたいものです。

 

 

 

ビルゲイツの「選択術」、でした。

 

 

笹川

 

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