こんにちは。
私たちの会社も4期目に入り、当初とは全く環境が変わってきました。
その中でも一番大きな変化は、社員数の増加です。
現在では12名となり、来月にもう1名が仲間に加わります。
人が沢山いると、色々な考え方や価値観、姿勢があって楽しいですね。
仲間が加わるたびに、
それぞれのメンバーがどんな人格でどんな短所・長所があるのか、
自分にあってこの人にないものは、
この人にあって自分にないものは、
など観察や比較をするのが楽しく、私の些細な趣味となってます。
当初は元々知っているメンバーが多かったのですが、
最近では今まで全く接点のなかったメンバーが増えてきたので尚更です。
特にその人独自の強い価値観や姿勢を持っている人は魅力的で、
付き合っていて楽しくもあり勉強になりますね。
私にも以前より大切にしている価値観や姿勢というものがあります。
今回は、私が日々仕事や生活をしている中で
特に心掛けている7つのこと「My Standerd(マイスタンダード)」
の1つを紹介します。
それは、タイトルにある「And 1」という言葉です。
この言葉は、私の尊敬する指導者がよく口にする言葉です。
その指導者とは、アメリカのプロバスケットボール「NBA」の中で、
サンアントニオ スパーズというチームにおいて、
20年間以上に渡りヘッドコーチを務めてきた人物です。
NBAでは、各チームの戦力の均等化を図るための
ドラフト制度やサラリーキャップの規制が事細かく設定されており、
長年強豪チームで居続けることは難しいのですが、
このチームは20年間にわたって常に優勝候補の1つとして君臨していました。
このチームに入団すれば、
そしてポポヴィッチヘッドコーチの教育を受ければ、
いままで活躍できなかった選手でも、
スランプに陥っていた選手でも、
コート外での素行に問題のある選手でも、
どのチームも欲しがるような模範的なスターに生まれ変わります。
スーパースター製造工場、再生工場などとも言われています。
このコーチが企業の経営者だったらと考えると恐ろしいですね。
きっと毎年増収増益の超優良企業を創り出すことでしょう。
さて、このコーチの考え方の一つでもあり、
よく選手に対して口にする言葉が、この「And 1(アンドワン)」です。
これは、成果を出すために行った行動に対して、
常に「あともう一歩踏みこもう」とする姿勢を指します。
良い流れでシュートを打つことができて、
結果、得点に繋がったとします。
普通はよくできたと喜んで終わりますが、
このコーチは違います。
「あと1つ」パスを繋げることで、
さらに良いシュートに繋がったのではないかと考えます。
例え成果に繋がったとしても、さらに良い成果を求める姿勢。
私はこの考え方を非常に魅力的に感じ、
常に「And 1」を意識するようにしています。
例えば、
・プレゼンの練習を3回して、十分にできると判断したとしても、
「あと1回だけ」練習する
・筋トレのために腕立て伏せを20回行って腕がプルプル震えていたとしても、
「あと1回だけ」頑張る
・ある企画のアイデアを求められて、十分な量のアイデアが出揃ったとしても、
「あと1つだけ」なんとか絞り出す
・ジョギングをしていて、もう限界!と思った際にも、
「あと1分だけ」気力を振り絞って走る
「あと1回」、
「あと1つ」、
「あと1分」、
これらのたった「1」の差が成果に結び付きます。
そして習慣化することで積もり積もって大きな成長へとつながることでしょう。
仮に十分な成果に繋がったとしても、
・いまの成果は100点満点なのか?
・それ以上の成果はあり得ないのか?
・もしいまよりも良い成果を出そうとしたら、何ができるのか?
など常に考える習慣化にもつながります。
参考になれば幸いです。
後藤