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100人か、10人か。

 

こんにちは、永野です。

今日は人数の考え方についてふれていきたいと思います。


突然ですが、甲子園常連校の智弁和歌山の前監督である高嶋監督は
10年連続夏の甲子園出場の快挙を成し遂げた事で有名になりました。

高嶋監督の考え方は1学年10人しか部員を入れない。と言う全国でも珍しい方針です。

100人の選手を育てるより、厳選された10人の選手を育てた方が早いと言う考え方からきました。


一方、2年連続春夏連覇を成し遂げた大阪桐蔭高校。
全国的に有名な高校の為、部員は100名を超える程集まってきます。

西谷監督の考えは100人の中から際立った18人をベンチに入れると言う考え方。


皆様はどちらの方針に共感しますか?


10名の場合は、スカウト(採用)に多大なる力を入れなければならないが、うまくいけば教育は楽。


100名の場合はスカウトを失敗しても取り返しがつくが、教育が大変。


双方にメリットデメリットがありますが、
簡単にまとめると『採用が得意』か『教育が得意』か
と言う話になります。

もちろん両方得意が一番良いわけですが、両方苦手は到底甲子園には出られません。


何が言いたいかと申しますと、
工務店経営においても、人材によって目標達成を狙うのであれば、
良い人を雇うか、働く人の能力を上げるかのどちらかです。

様々なニュースをみても、多くの経営者様とお話をさせて頂いても、
なかなかどちらも得意という方にはお会いできておりません。

少人数で経営をしている経営者様にもなれば、教育に十分な時間を割くことも
出来ておらず、昨年、一昨年と比較しても成長が見込めないなどと言った出来事が
多発しているようにも感じます。

良い人が入ってきて業績も上げてくれたと思っていた矢先に退職・・・


不のスパイラルです。


人が必要になる前に対策をうってさえいれば・・・
と後悔をした経営者様も少なくはないと思います。

優秀な人材を採用する。
優秀な人材に育てる。


簡単な言葉で言い表すことはできますが、現実はなかなか難しい。


ファインプレーをする事よりもミスをしないことの方が難しい事にも似ていますね。

もっと早くやっておけばよかったという後悔はよく聞きますが、
もっと遅くしておけばよかったという事はなかなか聞きません。


思い立ったら行動してみて下さい。

これまでに見えなかった何かが見えてくるはずです。

優秀な人材に溢れた会社であれば、
会社に活気が戻ってくるかもしれませんね。

 

永野

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