人は楽して金が欲しい。
毎月の業務が色々と変動する大久保です。
4月はシンプルノートのweb研修の取り組みをメインに、
そして5月は加盟店様の評価制度、KPIシートの作成と、
アプローチブックの作成をメインで動いてました。
表題の件
「人は楽して金が欲しい。」
ですが、今回取り組んでいた
評価制度の作成からの私なりの所感です。
経済システムが
「最小限の労力で効用(満足度)を如何に最大化するか」
に行き着くように
人の本能的な目標は
「如何に楽して金を得るか」
となるわけです。
これは
経営者でも従業員にも同様の原理がもちろん当てはまりますが、
経営者であれは、如何に従業員にやらせる(楽して)売上・利益(効用)を上げるか。
従業員であれば、如何に仕事をせずに(楽して)金(効用)をもらうか。
となり、
お互いがこのように考えているので
気付けば取り返しのつかない老朽化した企業になっていく可能性もあります。
私なりの
評価制度の考え方
ですが、
この「楽」にメスを入れるのが人事評価制度だと思っています。
「楽」をすればお金を貰えないように設計すること。
逆に努力すればお金がたくさん貰えるように設計すること。
つまり
制度(ルール)による人間の本能からの脱却です。
これは経営者も従業員も然りです。
評価制度を運用していくと、多くの場合、経営者が従業員に対して支払う金額が増えます。
しかし、経営者がその痛みを許容しなければ、
会社に優秀な人材は来ず、逆に優秀な人材は辞め、楽が好きな人材が残り、
会社にぶら下がり続ける人を支援し、劣化のスパイラルを辿ることに
なります。
従業員も成果を上げずに楽ばかりしていると、
その会社の金も地位や名誉も
全て剥奪されていくのです。
そして多くの場合は、最終的にその会社を去っていきます。
しかしそれが自然な企業の姿ではないでしょうか?
血が循環しなければ人間は死ぬように
人もまた、循環していかなければ企業は死ぬのではないか?
そんな答えの出ないようなことばかり考えてしまいますが・・
つまり経営者も従業員も
お互いに出血を許容しながら
妥協点を模索しながら
双方の出血量の調整を担うのが
自分の考える評価制度の姿なのでは・・
と、
ふと思いましたので
ご紹介させて頂きました。
今月は何をするのがろうか・・
では。