半自動的に人が育つ仕組みについて考えてみた。
こんにちは、ラストコンパスの釜鳴(かまなる)です。
先月からラストコンパスに2名の仲間が加わり、
私が教育に携わる中で、感じたことについてお伝えさせて頂きます。
今日のテーマは、「半自動的に人が育つ仕組みについて考えてみた。」です。
「そんな訳ないだろっ!!」
と、早速ツッコミが入ってしまいそうですが、
そうです。そんな訳はありません。笑
ただ、人が自然に育つ仕組みや、
「教育」に対する文化を根付かせることが重要だと感じています。
実は、新人2人が入社する前に、伊藤社長からこんな話がありました。
伊藤社長
「来月から新人2名が入社する。
みんなしっかりと教育の面、よろしく頼みます!
メインの教育担当は釜鳴、よろしく!!」
ご指名頂けるのは、光栄なことです。
ただ、時間と労力がかかるのも事実です。
教育していくにあたり、大きく分けて3つの分野について教えていかなければなりません。
①会社としての考えや価値観の共有・浸透
②建築コンサルとしての知識・スキル
③ルーティーン業務・雑務など
当然、「教育担当」として責任がありますので、手を抜くわけにはいきません。
しかし、私の中で2つの不安が頭の中をよぎりました。。。
①約半年前に入社した佐藤さんの時も教育担当だったので、今後もずっと自分が教育担当になるのでは・・・?
②営業としての数字を短期的な目線だけで考えると、もしかすると負担になるでは・・・?
そこで伊藤社長に対して、
「ちょっと負担になるのでは・・・? 今後もずっと自分が窓口ですか・・・?」と、
こんな感じか、もっと恐る恐る反応を伺うように聞いてみました。
すると、社長の回答はこうです。
「俺が、お前の教育の時間に、どれだけの時間をかけてきた?」
はっきり言って、ぐうの音も出ませんでした。。。
そして、自分の視野の狭さに恥ずかしく思いました。。。
そして、自分の視野の狭さに恥ずかしく思いました。。。
まさにおっしゃる通りです。
社長はどんだけ忙しいときも、私に対して時間を割いてレクチャーをしてもらい、
1人で訪問に行けば良いところを、2倍の交通費を使って営業の同行訪問などもさせて頂き、
夜に食事をしながら社長の考えを共有してもらい、
本当に時間をかけて様々なことを教えてもらいました。
(反省してヨイショしている訳では、決してありません。笑)
そりゃ、新人スタッフが入社したら、時間をかけて教育するのは当たり前だと改めて感じました。
また、補足で以下の事も言われました。
「3つの分野(①価値観の共有、②スキル、③雑務)の全部を、1人で担当しなくていい!
③雑務は、佐藤からレクチャーしてもらえばいい。」という事でした。
③雑務は、佐藤からレクチャーしてもらえばいい。」という事でした。
なるほど!
自分が佐藤さんに業務を移管したのであれば、
その業務については、佐藤さんから新人にレクチャーすれば良いという事です。
要は、自分がその分野における分身を作り、
次はその分身が、また後輩に教えるような仕組みにすれば、
教育のループを自然に構築できることに改めて気付きました。
そして、もう1つ言われたのは、教育するのは自分のためになる。という事でした。
最初は手間がかかりますが、もし短期間で2人が戦力化すれば、会社としての集客力や営業力は当然UPします。
という事は、2人が早く一人前になることが、最終的には自分にもメリットがあるという事です。
ちなみに、会社の教育方針には、こんな事が記されています。
◆優秀な人間しかいない◆
採用の時点で相当な見極めを行なっている為、当社の社員は優秀な人材しかいない。
教育できない理由を素質のせいにしない。
足りないのは教育能力。
教育担当にとって、かなり重たい言葉ですよね。(苦笑)
ただ、社員全員がこういう思いを持っているので、
教育担当者に丸投げではなく、「今日は自分がレクチャーしますよ~!」など、協力しながら教育することができています。
教育担当者に丸投げではなく、「今日は自分がレクチャーしますよ~!」など、協力しながら教育することができています。
結局、一番大事なのは、
トップである社長が『教育』というテーマを、どれだけ重要視しているのかだと思います。
そこに熱量があれば、必ず従業員に伝わりますし、
「教育」という文化を会社内に根付かせることができれば、
「教育」という文化を会社内に根付かせることができれば、
本日のテーマにもあるように、“半自動的に人は育つ”のではないかと思います。
実はそんなことを思ったのは、最近、私が新人2名に対してレクチャーをしている時でした。
自分は社長でもないのに、ラストコンパスという会社で働く上での想いやマインドなど
社長の想いを代弁して伝えているときに、ふと今日のテーマを感じました。
社長の想いを代弁して伝えているときに、ふと今日のテーマを感じました。
私たちは会社の歴が浅い会社なので、文化を構築しやすいと思われたかもしれませんが、
老舗工務店さまや、従業員がもっとたくさんいる場合でも、「教育」の文化を根付かせる方法はあります!
老舗工務店さまや、従業員がもっとたくさんいる場合でも、「教育」の文化を根付かせる方法はあります!
また、「教育」のテーマに自信を持っている工務店様が少ないように感じます。
気になる方は、是非ご相談くださいませ!
教育担当者 釜鳴