ここで差が出るナフサショック対策

いつもありがとうございます。
ラストコンパスの釜鳴(かまなる)です。
今は、ナフサショックという事で緊急事態であります。
約1カ月前からこの緊急対応に追われ、目先の現場の発注を急いだり、
在庫の確保に走り回った会社様も多いと思います。
また、原価高騰に伴って、これから見積もりするお客様には売価の見直しをしたり、
工事が止まってしまったときの万が一に備えて、運転資金の確保に動いた経営者様もいたと思います。
その上で、ナフサショックは外的要因が強い状況ではあるものの、
自分たちにはどうしようもできない部分ではなく、
自社でできる事に注力されている会社様の事例をご紹介させて頂きます。
■営業・集客面
ナフサショックが騒がれ始めたタイミングで、
自社ホームページに「ナフサショックについて」というお知らせをあげている会社様がいました。
自社努力を最大限行うので、安心して欲しいという旨の内容でした。
有事の事態でも、受注を止めることなく、安心を訴求するのは素晴らしいことではないでしょうか。
また、契約済と見積もり提出済のお客様には値上げ要請は一切せず、
工務店側ですべて負担することを伝え、お客様の満足度向上につなげる会社様もございました。
契約済のお客様に対して、今さら値上げ要請はできない。。。
というのが一般的な回答かと思いますが、原価高騰分をお客様と工務店側で折半する意向の会社様もございました。
その社長様の考え方としては、“オーナー負担の原理”という事で自分の家の高騰分はご自身に負担して頂く。
そうしないと、そのツケを未来のお客様に価格転嫁して負担してもらうことになるので、それは違う。
というお考えからでした。
実際、お客様には伝えにくいし、考え方としては筋は通っているかもしれないが、
そんなことしたら満足度が下がってご紹介などももらえないのでは?
と心配されるのではないでしょうか。
実は先ほどの会社様は施工品質などを強みにしており、
年間40棟ほど新築受注されている約6~7割が紹介受注という非常に満足度の高い会社様となります。
■社内ミーティング
上記のようなナフサショックに対する自社のスタンスを経営者様が意思決定して、
社内に伝達するのは非常に重要なこととなります。
その上で、“社内でできる事に目を向ける”ために
自社の課題や今だからこそできる内容をミーティングにて洗い出して
優先順位を付けて取り組もうとしている会社様がございました。
その会社様としては、AIの強化と設計力の強化(BIM設計を学ぶ)の2つが議題にあがり、
それぞれプロジェクトリーダーを選出して取り組もうとされておりました。
万が一、工事が止まったとしても、いつかは動き出すわけですし、
この空白の期間での取り組みがナフサショック後における大きな差に繋がると考えているとの事でした。
■有事の方針
ちなみに、上記の会社様は社内で様々な方針を定めており、
「有事の対応に関する方針」というものを定めておりました。
有事の方針だけで9つの内容が記載されており、一部ご紹介させて頂きます。
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「既存の概念を捨て、最善の対応をする」
変化に対応しなければ、取り残される。有事を成長の機会と捉え、変化し、活路を見出す。
「会社全体で対応する」
有事は誰一人として他人事ではない。職種や社歴の枠を飛び越えて、協力し対応する。
「有事を他人任せにしない」
変えられない事実は平等。自分たちで変えることができることに目を向け最善を尽くす。
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いかがでしょうか。
日々の社内の教育の結果が、こういう有事のときの行動に差が出ると思います。
コロナ、ウッドショック、全国各地で定期的に起こる大地震・・・
全国各地で残念ながら、有事の事態は定期的に繰り返されます。
だからこそ、日頃からの社内教育を徹底することや、そこに動じることなく、
社長任せにせずに社員一人一人が自分で最善の方法を考えて行動できるような
教育を徹底することが改めて重要だと感じましたので共有させて頂きました。
有事の事態ではありますが、なんとか乗り越えていきましょう!
ラストコンパス 釜鳴