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仕事をしたつもり



お世話になっております。

ラストコンパスの黒田でございます。

 

週末は東京でも雪が降りました。

雪国出身の私は、久しぶりの雪に懐かしさを覚えますが、

それだけ寒さが増しておりますので、皆様お身体をご自愛下さい。

 

さて、今回は「人手不足」に関する話をさせていただければと存じます。

 

近年、日本の住宅・建設業界では深刻な人手不足が続いています。

国の労働力人口が長期的に減少している中、

建設分野の就業者数は過去10年で約6%減少し、3分の1以上が55歳という高齢化も進行しています。

 

こうした背景から、人材の採用競争は激化し、

大手ビルダーやハウスメーカーが優秀な人材を引き抜く動きも散見されるようになりました。

「人が足りない」という声は、もはや業界の流行語となっています。

 

 

このような状況の中、雇用ジャーナリストの海老原嗣生氏の著書『仕事をしたつもり』を読み直す機会がありました。

サラリーマンとして働いている私には特に耳の痛い話ですが、

知らず知らずのうちに陥りがちな「仕事をしたつもり」をお伝えできればと思います。

 

 

日本全体、特に住宅業界では、仕事を効率化すればするほど評価が下がるという矛盾した構造が残っています。

それは「勤務時間」、つまり残業です。

 

この業界は、残業規制に猶予期間が設けられていたくらい、構造的に長時間労働になりがちな業界です。

では、もし極めて効率的に仕事をこなし、定時で帰る社員が現れたら、

周囲はどんな反応をするでしょうか?

 

・手を抜いているのではないか

・早く終わったなら、もっと仕事を取るべきだ

・もっとやれたのではないか

 

こうした声が出る会社は決して少なくありません。

 

残業をする人と、残業をしない人、

同じ成果を出しているなら、経営的には同じ評価になるはずです。

むしろ残業をすれば、残業代や光熱費などコストは増えます。

それでもなお、なぜか「長く働いた人の方が頑張っている」と評価される。

 

この文化が長時間労働を助長している気がします。

「残業をすれば仕事をした感が出る」ため、無駄な仕事を増やし、無駄に残業する。

 

この評価軸を改めるだけでも、生産性の向上を十分にできるのではないでしょうか?

 

 

もう一つ、「ハコモノ志向」という考え方があります。

形ばかりにこだわり、中身や成果が見えていない思考です。

 

例えば、

・毎日のように現場に行く現場監督

・数多く存在する住宅商品

・営業が時間をかけて作る分厚い提案資料

 

これらは本当に成果に直結しているでしょうか?

 

現場に行けば、人件費も交通費もかかります。

工期短縮や品質向上に繋がっているなら意味はありますが、

そうでなければ「行くこと自体が目的」になっていないか、見直す必要があります。

 

住宅商品も年に1度売れるかどうかの商品を抱えることで、資料・広告・教育コストが発生します。

本当に売れる商品に絞り、専任で営業担当を設け、売り切る。選択と集中も必要ではないでしょうか?

 

分厚い提案資料も典型例です。

量が多いほど仕事をした感は出ますが、顧客に伝わっていないケースも少なくありません。

本当に伝えるべき内容は限られており、それを端的に伝える力こそが価値です。

 

形だけの人事制度、形だけのDX導入も同じです。

経営者が見るべきなのは、「それが会社の業績にどう繋がっているか」

 

年度末に向けて、今一度改めてみるのはいかがでしょうか?

 

 

弊社では、形だけで終わらない組織づくりをご支援しています。

もしご関心があれば、一度情報収集してみてはいかがですか?

 

人材セミナー | 株式会社LAST COMPASS

 

今後とも宜しくお願い致します。

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