成長率100%の落とし穴とは・・・?
新年あけましておめでとうございます。
釜鳴(かまなる)です。
釜鳴(かまなる)です。
仕事初めには、会社のスタッフで初詣に行き、新年のミーティングなどを行い、
2020年の目標や行動指針の確認などがあったのではないでしょうか?
ちなみに、会社での中期の事業計画は立てていますか?
今年の予算や目標はあっても、
3ヶ年や5ヶ年での計画は、意外に計画していない会社もいるかと思います。
3ヶ年や5ヶ年での計画は、意外に計画していない会社もいるかと思います。
そこで今回は、その事業計画にも関係しているテーマでもある
企業の「成長率」をテーマにしようと思います。
昔から建築業界にある考え方で、『少人数安定経営』という考えがあります。
1つの優秀な企業の例を挙げますと、
「従業員10名・売上10億・経常利益1億」
理想的な素晴らしい企業様だと思います!
しかし、上記の会社の社長が、
「ウチの会社は安定経営を目指しているから、1年後も2年後も3年後もずっとこのままの体制で、
従業員10名・売上10億・経常利益1億を目指すぞーーー!」
従業員10名・売上10億・経常利益1億を目指すぞーーー!」
と公言したとすれば、どのようなことが起こるのか考えてみたいと思います。
毎年10億を目指す訳なので、これを成長率でいえば、毎年100%の横這いの会社です。
安定しているようで、実はデメリットやリスクもあります。
例えば・・・
その10名が誰も辞めずに、ずっと会社を続けていった場合
その10名が誰も辞めずに、ずっと会社を続けていった場合
10年後には、社内の平均年齢が10歳上がります。
20年後には、社内の平均年齢が20歳上がります。(当たり前の話ですが)
20年後には、社内の平均年齢が20歳上がります。(当たり前の話ですが)
今は平均年齢38歳でも、48歳、58歳と上がっていくことになります。
そうなってしまえば、もう手遅れ。
家を建てる世代は、常に子育て世代がメインですので、
どんどんお客様との年齢差が開いてしまい、会社としての魅力が薄れてしまいます。
ほかにも・・・
従業員の給料が現状より増えないことを示唆したり、
新しい人が入社しないので、後輩や部下ができないことを示唆することになります。
また、場合によっては・・・
成長ではなく、現状維持を求めるがゆえに、
従業員のモチベーションの低下や退職のきっかけにも繋がりかねません。
じゃあ、どうすれば良いのか? という結論を申し上げます。
結論は、「微増でも良いから成長を目指す」です。
下記の表は、売上10億の会社が毎年100%~135%の成長率でそれぞれ売上を伸ばし続けたら、
1~5年後にはどうなっているのかを示した表となっております。
1~5年後にはどうなっているのかを示した表となっております。
例えば、できる限りリスクを少なく、安定的に伸ばしたい会社様であれば、
105%や110%の成長率を目指せば良いと思います。
105%や110%の成長率を目指せば良いと思います。
どれくらいの成長曲線で伸ばしていくのは、
経営者様の考え方次第となるので、そこに正解はありませんが、
大事なことは、”成長すること“です。
経営者様の考え方次第となるので、そこに正解はありませんが、
大事なことは、”成長すること“です。
そして、自分たちはこれから3年後、5年後には、
どこを目指しているのかという方向性やビジョンを従業員と共有し、同じ方向を向かなければなりません。
微増でも成長するためには、様々な取り組みも必要になります。
例えば、、、
◆既存のスタッフでの生産性を高める方法を考える
◆新しいスタッフの採用
◆新しいスタッフが入社すれば、教育の仕組みを構築
◆スタッフの頑張りを正当に評価し、さらに頑張りたくなるような制度
などなどが挙げられます。
「攻撃は最大の防衛」というフレーズもあるように、
成長を目指すことは、実は会社としての「安定経営」にも繋がるのです。
成長を目指すことは、実は会社としての「安定経営」にも繋がるのです。
釜鳴