≪第9期 戦略会議≫を終えて
先月末をもって当社の第8期が終了しました。
今年度も多くの方々にご支援いただき、
無事9期目を迎えることができたことを嬉しく思います。
お世話になった方々、本当にありがとうございました。
さて、当社では毎年期末に実行する儀式があります。
一年間の労をねぎらう納会??
と思われる方も多いかと思いますが、
そうではありません。
ひとつの期が終わり一息つくと同時に、すぐに新しい期が始まります。
そこで早速翌期の目標達成に向けた1日集中型の合宿、
通称「戦略会議」を実施したします。
この会議の中では、
・昨期の実績報告
・優秀社員賞の表彰
・今期の目標共有
・中期ビジョンの共有
・人事制度の変更点の共有
などから始まりますが、
メインは会議名の通り「戦略」を練るための会議となります。
ここに時間の大半を費やします。
日常業務の合間に行うミーティングではできないような、
長時間缶詰め状態の中で
各自が真剣に考え、より効果的な施策の立案や、
達成に向けた具体的な計画を練っていきます。
毎回テーマを変えて行っておりますが、
今回は他部署合同のチームを6班に分けて実施したしました。
部署を合同にすることにより、
別の視点からの意見や経験からくる情報などを共有することができ、
非常に有意義な時間となりました。
ここで、今回特に有意義だったと感じられたポイントを2つ紹介いたします。
ひとつ目は、事前告知と準備です。
当日いきなりお題を突き付けられて、そこからのスタートとなると、
現状の把握や情報収集から入ることになり、
時間の大半を奪われてしまいかねません。
そこで、事前にテーマの共有を行い、
各自が戦略会議に向けた事前準備を十分に行った上での会議としました。
すでに状況の正確な把握、現状の問題点や課題点、
競合他社の分析、提案する意見に対する明確なエビデンスなど、
すべて揃っている状態でのスタートとなるため、
無駄がなく内容の濃い打ち合わせが可能となります。
ふたつ目は、発表です。
4~5時間に及ぶ各チームごとの打ち合わせが終わった後には、
発表が待っています。
全社員の前で目標達成に向けた施策の発表を行います。
当然発表後には各メンバーからの鬼の質問(いちゃもん)タイムが待っています。
不十分な施策を発表しようものなら、ダメ出しの集中砲火を受けることになります。
そうならないよう、漏れや粗(あら)のない説得力のある施策を練らなければなりません。
また、一度実行するとコミットメントしたからには、
数か月後に実施できていませんというわけにもいきません。
プライドや責任感の後押しもあり、しっかりと実現されることでしょう。
一般的には期の移り変わり目(通常は期が終了した後)に、
経営計画発表会のように社内や社外に向けて、
中期計画やビジョンの共有を行う企業も多くありますが、
より具体的な、より実践的な内容を突き詰める
社内の短期集中会議も合わせて実行してみてはいかがでしょうか?
内容や具体的な進め方など、ご質問ご相談等ありましたら
いつでもお気軽にご相談下さい。
後藤