建築業界の採用難・受注難を乗り越えるために

今こそ、強固な組織を構築する時
いつもブログを読んで頂きありがとうございます。
ラストコンパスの秋岡です。
近年、建築業界は採用難・受注難という大きな課題に直面しています。人材の確保が難しくなる中で、組織力を高め、社員一人ひとりが最大限に力を発揮できる環境を作ることが、企業成長の鍵となります。
今回は、そんな課題に真正面から向き合い、売上14億から5年で23億へと成長を遂げた 株式会社イトコー様(愛知県豊川市) の取り組みをご紹介します。
2020年に代表取締役に就任した伊藤博昭氏は、マンパワー経営からの脱却を目指し、「評価制度の改革」を中心に 社員の成長=会社の成長 を実現しました。その結果、組織が強化され、 平均成長率110% という成果を上げています。
では、同社がどのようにして強固な組織を作り上げたのか、ご紹介したいと思います。
マンパワー経営から脱却し、組織全体で成長する仕組みづくり
1. 幹部が幹部として機能する評価制度の導入
幹部がプレイングマネージャーとして活躍しており、個人業績は優れていたものの、一般社員へのマネジメントには課題を抱えていました。組織力を上げるために取り組んだ第一歩が、「評価制度の改革」 でした。
■努力が報われる仕組みをつくる
評価制度を整備する際、伊藤社長が重視したのは 「成長の意識を全社員に浸透させること」 でした。営業だけでなく、設計や工務といった 数値化しづらい職種の努力も適正に評価 できる評価制度しました。これにより、すべての社員が 成長に前向き になり、主体的に仕事に取り組む文化が芽生えています。
2. 幹部の意識改革とマネジメントの強化
評価制度の導入により、幹部層の意識も大きく変わりました。部下の評価をするためには、日ごろから部下を見る必要が出てきます。評価制度ができたことで、幹部が部下と日頃から向きあう時間、習慣が生まれました。この変化によって、社員が成長しやすい環境になり、結果的に会社全体の生産性の向上に繋がりました。
3. 若手が定着する教育制度の確立
以前は 新卒の定着率が50% と低く、若手の離職が課題でした。
評価制度の導入により 「部下と向き合う時間」 が確保され、自然と若手の教育・フォローの機会が増加。その結果、 直近3年間で採用した新卒8名は、全員が定着し成長 を遂げています。
- 評価制度を通じたコミュニケーションの強化 が、若手の安心感と成長機会を生み出した
- 新卒が定着することで、 育成した人材が長期的に戦力化し、会社の業績向上に貢献
組織改革がもたらした成果とは?
こうした取り組みの結果、イトコーは以下の成果を上げました。
✅ 売上14億から5年で23億に成長(平均成長率110%)
✅ 若手の定着率が向上し、直近3年の新卒採用者8名の離職者ゼロ
✅ 幹部が組織をマネジメントし、全社員が躍動する企業文化へ
今回、イトコーの伊藤社長に登壇頂き、3月4日13:30~15:30で、WEB勉強会を開催します。
イトコーが実践してきた 「強い組織の作り方」 を、より詳細にお伝えしていきますので、ご興味のある方はご参加ください。
<勉強会の見どころ>
🔹 個人の集合体から、一丸となる組織へと変革した理由
🔹 幹部が幹部として機能するための評価制度とその運用方法
🔹 若手が定着する教育制度の仕組みと実践法
🔹 業績と社員の成長が直結する人材制度改革の全貌
採用難・受注難の今こそ、組織の力を強くする時
建築業界が厳しさを増す中で 「強固な組織づくり」 は、企業の未来を左右する重要なテーマです。
今こそ、 マンパワー経営から脱却し、組織全体で成長する仕組み を整えることが求められています。
この勉強会が、貴社の組織改革のヒントになれば幸いです。