成果ありきの成長2
成果ありきの成長2
代表の伊藤です。
(この題目は2度目です)
当社の企業理念は「成長をつくる」です。
だからというわけではありませんが「成長という言葉をどう捉えていくか」
といことを大事にしています。
成長という言葉の定義はあいまいで
人によって捉え方は様々です。
例えば
①自動的な成長
・背が伸びる
という身体的な発達も成長の一つです。
②スキル的な成長
・技術が身についた
・出来ることが増えた
しかし、仕事においてそれらが結果に結びついているわけではない、、、
「出来ることは増えた」のでそれを成長と呼ぶ会社もいるでしょう。
または、
③結果の伴う成長
・成果を出せるようになった
という、例えば表面で認識できる技術が増えたわけでなくとも
本人の意志が強くなったり、危機感が高まったことで
成果が出れば、それは成長と呼べるでしょう。
私たちはコンサルタントとして「成長をつくる」という理念を持っていますが
上記のうちどれもが「当社にとっての成長と捉えてよいか」というと
そうではありません。
理念が「成長をつくる」であるからこそ
成長という言葉の認識にはき違いがあってはならないのです。
私の考える「コンサルタントにとっての成長」というのは
上記でいうと③(結果の伴う成長)が最も近いと考えます。
そして②は当社にとっては成長とは呼びません。
その説明をします。
例えば
「100メートル10秒で走る」
という目標があったとします。
目標達成のためには、筋力や体感トレーニングが必要であったり
もしかすると体脂肪5%を切らないと達成できている人はいない、、、
となれば体脂肪5%も達成のための条件となるかもしれません。
食べ物に気を付けたり、いろんな努力(KPI)が必要になります。
しかし私は「100メートルが10秒で走れるようになれば」
上記のようないろいろな小項目を「達成していない」としても
100メートルを10秒で走るために必要な何かの条件を達したと認め、
「確実に成長した」と捉えます。(③に該当)
逆に上記の色々な小項目を達成していた(②に該当)としても
結果として「100メートルを10秒で走れていない」状況であれば
それは成長とは考えません。
人によっては
「だって筋肉付いたじゃん」
「体脂肪5%なったやん」
「体幹上がりましたよ!」
と部分的な成長を認めてほしがるかもしれませんが
でも100メートル10秒なってないよね。。
って話です。
「でもでも、100メートル11秒と大分速くなったんだから流石にそれは成長でしょ?!」
いいえ、
そんな未達の「道半ばの成果」は一切認めません(笑)
「道半ばの成果を成長と捉えてしまう習慣は
実は成長に最も遠い性質の人間になってしまう」とすら考えます。
それほど、コンサルタントにとって目標や予算の達成という「区切り」は
大切であるわけです。
当社には2025年1月より新しいメンバーが増えました。
彼は常に予算として自分自身に課せられた数字を「意識の最上位」に持っていくため
毎日必然に確認するスケジュールの一番上に大きく目立つように自身の予算を記載し
毎日「自身に課せられている数字は何なのか」
を確認できる状態にしています。経験上こういう人は予算を達成し続けるものです。
当社としての成長とは
結果を出すこと。それを続けることです。
当社には結果を出し続けている人間が何人かいますが
彼らにはある共通項があります。
結果を出し、それを続ける、人材は
そうでない人材と比べ根本的な意識の違い、、、
「予算達成に対する危機感・執着心・執念」といった一見すると
ネガティブにも捉えられる強い力を継続的にというか、
自然的にというか、生まれ持った性質として保持しています。
上手く言えませんが私は
その「危機感・執着心・執念」こそが成長のガソリンになる、
最も重要で必須な要素なのではないかと考えております。
自分自身に危機感が足りているか?
「足りている」
と考える人は危機感が足りない人かもしれません(笑)