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商品に惚れ込む

いつもブログを読んで頂きありがとうございます。

ラストコンパスの秋岡です。

ある住宅会社の経営者と住宅商品に関して、話をする機会がありました。

その住宅会社はもともと商品を持っていたのですが、よりお客様に訴求力のあるもので、

効率的な商品を求め、他社の商品を扱い始めました。その結果、売上が落ちたというのです。

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まず最初に思い浮かんだのが、「その商品が悪いのでは?」ということです。

確認してみると、他社ではすでにその商品でかなりの実績が出ており、

今回ご相談を頂いた会社様よりも、その商品で売上実績が良い会社も多いということでした。

 

次に、「その商品の知識や営業フローに問題があるのでは?」と考えました。

それも確認してみると、非常に整備されたマニュアルや台本が容易されており、

どうやらそこも問題ではないようでした。

 

最後に、「スタッフの皆さんはその商品が好きですか?」と聞くと、

雲行きの怪しい回答が返ってきました。

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 商品に惚れ込むことの重要性

 

お客様にとって、「家を建てる」ということは、人生の中でも非常に大きな決断のひとつです。

住宅会社にとって、商品に対する深い理解はもちろんですが、

その商品に対する情熱を持つことは、成果を左右する鍵となります。

今回は「商品に惚れ込むことの重要性」について、

その理由や効果を掘り下げていきたいと思います。

  

商品に惚れ込むことが信頼を生む

 

まず、住宅会社のスタッフが自社の商品に惚れ込むことによって、

自然とお客様に伝わる「信頼感」が生まれます。

「信頼感」というのはやや曖昧ではありますが、

住宅はお客様にとって人生で一番高額な買い物となるものであり、

注文住宅であれば、現物がないものを買って頂くことになります。

だからこそ、お客様は商品で決断するというよりも、

「この会社なら信頼できる」という部分に決断するのではと考えています。

 単にマニュアルや台本に書かれた情報を暗記して説明するのではなく、

担当者が自信を持って

「この家は私が住みたいくらい素晴らしいものである」という気持ちを伝えれば、

話す言葉ひとつひとつに自然と具体的で説得力のあるものになり、

その熱意はお客様にも伝わり、信頼へと変わることかと思います。

 

商品に惚れ込むことが品質の向上を促す

 

商品に惚れ込むことは、実は商品の品質向上にも一役買うのではと考えています。

その商品に惚れ込んでいるからこそ、

「もっと良くしたい」

「どうすればこの商品をさらにお客様に喜ばれるものにできるのか」

という欲求が芽生えてきます。

 例えば、設計段階での細かな調整や素材選び、

あるいはアフターサービスに至るまでのプロセスなど、細部にこだわりが生まれてきます。

このような姿勢が、最終的には商品の品質を向上させ、

結果的にお客様満足度の向上やリピーターの獲得に繋がります。

  

商品に惚れ込むことが社内のモチベーションを高める

 

商品に惚れ込むことは、会社全体にも影響を及ぼします。

自社の商品に誇りを持つスタッフが増えれば、営業パーソンとして、

自然とポジティブな社内の雰囲気が形成されのではと思います。

また、情熱を持って働くスタッフが多い会社は、採用面でも有利になります。

働きがいを持つスタッフが多いことは、優秀な人材を引きつけ、

入ってからの定着率の向上も期待できます。

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住宅会社にとって、商品に惚れ込むことはビジネスの土台を強化する重要なポイントです。

それは単なる「営業トーク」のスキルを超え、

信頼、品質向上、モチベーションの向上となります。

スタッフひとりひとりが商品に心から惚れ込み、その価値を伝える努力を怠らないことは、

会社の長期的な成功を支える秘訣といえるかもしれません。

 

「自分たちが提供する家こそが最高だ」と胸を張って言えるようになるまで、

その商品を深く知り、愛することを大切にしてください。

それでは

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