判断基準を提示する。
大久保です。
いきなりですが、
人が生まれる確率ってご存知ですか?
ある1つの例えを引っ張ってくると、
「25mプールにバラバラの時計の部品を流して時計が自然に出来上がっている確率」
みたいな感じらしいです。
ほー。
まさに奇跡的な確率ですね。
じゃあ今あなたと誰かが出会った確率はそれを何倍、何乗したら出るのでしょうか?
50mのプールにバラバラの2つの時計のパーツでも流して計算でもしますか。
と、まあロマンティックな話になってきて気持ち悪いと言われるのでやめますが・・(笑)
もし仮に、あなたが出会った見知らぬ人をいいなと思って声をかける場合は、事前にこの話をすれば少しは興味を持ってもらえるかもしれません。
それに近い話かどうかは分かりませんが、「フレーミング」
というテクニックがあります。
フレーミングとは、”判断基準”の提案。
「年中光が入らない家ってどうですか?」
「5年しか使わない子供部屋に200万かけますか?」
前提となる判断条件を事前に提示してそれに共感・納得すればその話を聞く体制が生まれるわけですね。
共感とは右脳的な解釈で、納得は左脳的な解釈。
感情移入なのか数値的な根拠なのか。
いずれにせよ、”相手”がどう思ったのかが大事で、
自問自答でひとたび納得してしまったら、その判断基準の枠の中で考えようとします。
あの人が言うのだから間違いない。みんながそうしているから正しい。
と、意外と”思い込み”が判断基準になっていて、その理由が明確でないことがしばしばあります。
なので「商品」というストレートを打つ前に「基準」というジャブを入れる感じで、
何かを伝えたいときにぜひ意識して使ってみて下さい。
PS.フレーミングの良い画像がなかったのでフレミングの左手を載せておきます。↴