神が宿るのは…
「God is in the detail. ‐神は細部に宿る‐」
モダニズム建築として名高いシーグラムビルやファンズワース邸などを設計し、
近代建築の三大巨匠の一人と称されているミース・ファン・デル・ローエが
好んで使っていたと言われているこの言葉。
「目に見えないほんの小さな部分にまでしっかりと仕上げ、
こだわったディティールこそが、作品の本質を決定する。」
という意味が込められています。
良い住宅会社とはどのような会社なのか…
センスが良い、セールスが上手い、コストが安いなど様々な要素がありますが、
私は、「住む人の暮らしや安心を考えて、隅々まで正確に美しく施工する会社」
ではないかと思います。
住宅会社として、当たり前のことかもしれません。
しかし、このことを追求して90点を95点に、98点を99点にするために
日々努力している会社は少ないのではないでしょうか。
誰も見ないかもしれない、気が付かないかもしれない、
そんな小さい部分にこだわってこそ、本物ができるのでしょう。
8月1日、猛暑の中に開催された第4回スクラムで施工研修では、
全国トップクラスの施工力を持つといっても過言ではないある住宅会社の協力を得て、
多くの住宅会社様に、この言葉の意味を体感していただきました。
この会社は、
住宅が完成して、引き渡した瞬間の「建ててくれてありがとう」ではなく、
住んでみて、そして何十年か経った後に言われる、
「この家に住めて良かった。本当にありがとう。」というお礼にこそ、
本当の価値があると考えています。
そのため、どう施工すればより安全で、より美しく、より住みやすくなるかを、
日々考え、努力しております。
現場を見た誰しもが感じたであろう「完成された空間」は、
日々の努力やアイデア、そして隅々まで施されたディティールのこだわりが
生み出した賜物と言えます。
最後に、スクラム施工研修の様子を紹介します。
当日は、猛暑の中、また非常にアクセスの悪い場所にもかかわらず、
数多くの住宅会社様にご参加いただきました。
ご参加いただきました方々、ありがとうございました!!
現場を美しく安全に仕上げるためのポイントを解説し、
参加者様の積極的な質問にご回答いただきました。
現場視察では、見て触って写真を撮ってと大忙しの参加者様。
暑さを忘れて一心不乱に情報収集をされておりました。
次回の開催は冬に予定しております。
今回ご参加できなかった方は是非その機会に。
それでは
後藤