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経営者と従業員は合わない

経営者と従業員は合わない

 

 

代表の伊藤です。

経営者と従業員は合いません笑

いきなりすぎて苦笑いですね!

 

勘違いされる前に補足を入れますと

「人間性や性格が合わない」ということではありません。

あくまで「仕事における考え方」が合いにくい、ということです。

 

経営者は常日頃こう思ってませんか?

「従業員は経営を分かってない」

 

対して従業員はこう思ってます。

「経営者は現場を分かっていない」

 

経営者が従業員に求めることは、

・実績を挙げて欲しい

・方針に沿って行動して欲しい

 

対して従業員が仕事に求めていることは、

・給与が欲しい

・やりがいが欲しい

 

また、労働面でも経営者は従業員に対し、

・できるだけたくさん働いて欲しい

・できるだけ給与を少なく抑えたい

と思っています。

 

対して、従業員は会社に対し、

・できるだけ少ない時間で、

・できるだけ多く稼ぎたい

です。

 

経営者は「先」を考えることが仕事です。

3年後何を主軸に事業展開をしているか

3年後の出店計画はどうするか

・従業員にどう思われる会社にするか

・お客様からどう思われる会社にするか

従業員でこれらを考える人はいないでしょう。

 

従業員は「今の業務」を考えることが仕事です。

・どう契約率を上げるか

・どう業務効率を上げるか

・どうミスを減らすか

・どう顧客満足を上げるか

 

見てることもやっていることも全く違いますね!

と言うか「逆」に近いですね!

考え方が逆に近い、にも関わらず

こんなことを従業員に確認する経営者がいます

 

経営者「今度、こんな経営戦略を取ろうと思うんだがどう思う?」

 

そうなると大概、

従業員「無理っすね(いやいや、足元見てくださいよ)」

となります。

 

それを受けて、経営者はこう思います。

経営者「反対ばっかりだな。だったらお前が代案考えろよ」

 

で、険悪になります笑

 

(従業員が考えたこともない)先のことを

従業員に聞いてどうするのでしょうかね。。

 

いろんな考え方がありますので、一概には言えませんが、

あくまで私の考え方で言うと、、

経営判断は経営者がする。

です。

 

一方でこんな考え方もあると思います。

「経営判断に従業員を巻き込んだ方が

実行段階になった時に従業員がやる気になる」

・・・

 

うーん。やっぱりしっくりこないですね。

従業員になぜ経営判断を巻き込むのか?

その必要は全くないです。

 

実行段階で従業員にやる気を出させる方法は

「また別に経営者が考えればいい」

だけです。

 

私の尊敬してやまない愛知県岡崎市の会社のK社長は

80億くらいの規模の経営者です。

創業当時、当社のシンプルノートを導入いただきましたが、

 

・経営判断は一人で即決、

・目標設定と人材抜擢まで経営者が行い、

・どう立ち上げるかは現場の人材が必死で考える。

・結果を出せば昇進するし、出さなければ今まで通り

 

至ってシンプル、経営判断をグダグダ他人任せにしません。

現場のやる気云々も、現場のせいにしません。

やらせるのも経営者だからです。

 

すばらしいですね!

もちろん、従業員とコミュニケーションしながら

情報と意思を共有しつつ進めた方が良い事柄もたくさんあります。

時にはボトムアップもいいでしょう。

しかし、内容によっては

 

「経営者と従業員はそもそも考え方が違う」

 

ということを前提に話をした方が

正しいこともあると言うことですね。

 

日々精進し判断の質と速さを上げないといけないと思う、

今日この頃です。

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