継続は力なり、なのか

こんにちは、古藤です。
私は学生時代からずっとサッカーをしてきたのですが、
朝練や自宅トレーニング、居残り練習など、様々な時間、場所で練習をしてきた記憶があります。
上手くなるために継続して練習に取り組んでいたのですが、
その時によく聞く言葉で、「継続は力なり」という言葉がありました。
この言葉をネットで調べると、
「何事もコツコツと続けていくことで、いずれは成果となって表れる」
このような意味合いを記載している記事が多かったです。
学生時代からこの言葉は知っておりましたが、
この言葉通り、考えて練習するというよりとにかく継続して練習していたことの方が多かったなと
振り返って感じている次第です。
でも、本当に継続していたら成果が出るのか。
その疑問を抱き始めたのは、20代前半の頃だったように思います。
よくよく考えていくと、この言葉の本質的な意味とは、
「成果が出た後」ではないかということです。
つまり成果が出た後に、継続は力だと感じるのではないかと。
確かに毎日続けることが習慣形成に役立ちますし、続けたこと自体が能力だという見方もあります。
しかし、もしそこに成果が伴わなければ、それはただの惰性になってしまう。
成果が可視化されて初めて、「継続」に意味が宿るのでは?とも考えることができます。
勉強もそうだと思います。
毎日続けてもテストの点が上がらなければ、それは単に続けただけに過ぎず、
自信につながらなければ、力になったという実感にもなりません。
継続を力に変えるには、続けながらも「計画→実行→評価→改善」のPDCAサイクルを意識し、
改善を重ねていくこと。
進捗を数値や実感で確認し、自分のやり方を微調整していくことで、
初めて継続が成果に結びついていきます。
とはいえ、成果が出るまでの過程はしんどいのも事実です。
なかなか結果が見えない期間が長く続けば、それはある意味苦行になり得るかもしれません。
しかし、考えるべきは、「意味のない継続」は逆効果になりうるということです。
例えば、見込みのない事業を意地だけで続けていたとしても、
成果が出るとは限りませんし、出ないことも往々にしてあります。
それはむしろ撤退の決断をしない甘さであり、それでは継続する意味がありません。
最終的には、成果の有無によってこそ、「継続は力なり」は実感できる言葉になります。
そしてそれを可能にするのは、地味な改善を重ねる姿勢です。
その姿勢がいつか形として「力」となり、自分自身を支えてくれる、
そんな信念こそが、継続をただの習慣から本当の力へと昇華させるのだと考えています。
学生時代を後悔はしていませんが、昔の自分にも聞かせてあげたいですね。
これからの自分に生かしていきたい所存でございます。
それではまた。